理学療法士1年目で辞めたい人へ|新卒PTが退職を決断するための完全ガイド【2026年版】

悩みを解消する
理学療法士1年目で「もう辞めたい」と感じているあなたへ。新卒PTの15〜20%が1年以内に退職しているのは事実です。思い描いていたリハビリと現実のギャップ、サービス残業、上司からのプレッシャー——これらは個人の甘えではなく、PT業界が抱える構造的な問題です。この記事では状況別フローチャートで「今すぐ辞めるべきか」を判断し、退職を安全に進めるための4サービスを徹底比較します。
理学療法士1年目で辞めたいと悩む新卒PTの様子

理学療法士1年目が辞めたいと感じる7つの理由

「たった1年でなぜ?」と思われるかもしれませんが、PT1年目に退職を考える理由は明確です。理学療法士の職場特有の環境が、新人を追い詰める構造になっています。

1. 思い描いたリハビリとのギャップ

「患者さんの回復を支えたい」と志した理想と、実際の業務の間には大きな壁があります。1年目は先輩の補助や書類作成が中心で、自分の裁量でリハビリを組み立てる機会はほとんどありません。「これをやりたくて4年間勉強したのに」という挫折感が退職を考えるきっかけになります。

2. 給料が低い(初任給24万円・手取り約19万円)

理学療法士の新卒初任給は月額24万円前後、手取りは18〜21万円程度です。4年制大学・専門学校で国家試験まで取得した専門職としては、一般大卒と大きく変わらない水準です。残業が多いほど時給換算の低さが際立ちます。

出典:PTOT人材バンク「理学療法士の初任給〜初年度の年収とキャリアについて〜」(2025年版)

3. 残業・勉強会の多さ

業務終了後に症例レポート作成・勉強会・技術研修が連日続く職場も珍しくありません。帰宅が21〜22時になることが常態化し、心身のバランスを崩すPTが多数います。

4. 上司・先輩からのプレッシャー

先輩PTからの厳しい指導や、「もっとできるはず」というプレッシャーは1年目に集中します。特にリハビリ効果が出ない患者を担当すると、技術不足を責められる場面も生じます。これがパワハラに発展するケースも報告されています。

5. 人間関係の疲弊

PTの職場は少人数のチームで成り立っていることが多く、合わない先輩との関係が逃げ場なく続きます。「職場の人間関係の悪さ」は退職理由の上位に挙げられる項目です。

6. ノルマ・単位数のプレッシャー

病院や施設によっては1日の担当患者数(単位数)のノルマが課せられます。質より量を求められる環境は、患者への罪悪感や燃え尽き感を生みます。

7. 将来への不安(PTの飽和問題)

理学療法士の資格取得者数は年々増加しており、将来的な飽和が懸念されています。「頑張っても年収が上がらないのでは」という閉塞感も、離職を後押しします。

重要:これらの悩みは「あなたが弱いから」ではありません。業界構造が生み出している問題です。限界を感じたなら、辞める選択肢は正当です。

新卒PTの離職率と業界の実態データ

理学療法士の離職率データと業界の実態を示す資料を確認する場面

「辞めたいと思うのは自分だけ?」という疑問に、実際のデータで答えます。

指標数値備考
新卒PT1年以内退職率15〜20%業界団体・転職サービス各社調べ(2024年)
医療機関PTの離職率約10.8%厚労省雇用動向調査ベース
介護施設PTの離職率約18.8%同上
退職が多い時期就職後2〜5年日本理学療法士協会 統計情報(2024年)
新卒初任給(月収)約24万円PTOT人材バンク(2025年)
手取り18〜21万円社会保険・税控除後の概算

出典:公益社団法人 日本理学療法士協会「統計情報」厚生労働省「新規学卒者の離職状況」

ポイント:新卒PT全体の約5人に1人が1年以内に辞めています。あなたの悩みは特別ではなく、業界全体に共通する問題です。辞めることは「逃げ」ではなく、正当な選択です。

1年目で辞めると「逃げ」になるか?

よく言われる「せっかく資格を取ったのに」という声は根強いですが、PT資格は転職後も医療・福祉分野で活かせる強みです。また、精神的・身体的な限界に達した状態で働き続けることは、患者さんへのリスクにもなりかねません。「続けること」より「安全に辞めること」が優先される場面もあるということを、まず認識してください。

状況別フローチャート|今すぐ辞めるべき?

あなたの状況を3つの質問で確認します。当てはまる選択肢へ進んでください。

身体的・精神的な症状(不眠・食欲不振・涙が止まらない・出勤できない)が出ていますか?
はい →今すぐ退職を検討すべきです。健康被害が出ている段階では「もう少し続けてみて」は危険です。休職か即日退職を選びましょう。
いいえ →次の質問へ進む
「辞めたい」と感じ始めてから3ヶ月以上経過していますか?
はい →一時的な感情ではなく、職場との根本的なミスマッチが原因の可能性が高いです。転職活動を始めるタイミングです。
いいえ →次の質問へ進む
パワハラ・違法な長時間労働・未払い賃金など、法的な問題が職場にありますか?
はい →弁護士対応の退職代行(弁護士法人みやびなど)が適しています。有給消化・残業代回収も同時に対応可能です。
いいえ →退職代行JOBS・わたしNEXT・男の退職代行のいずれかで十分対応できます。下のハブブロックで自分に合うサービスを選んでください。
▶ フローチャートで「辞めるべき」と判断した方は、このまま下のサービス選択へ進んでください

退職代行4サービスの実質コスト比較

「退職代行を使ったらいくらかかるか」を、PT1年目の給与水準から計算して比較します。

サービス料金手取り月収との比率全額返金保証交渉権特徴
退職代行JOBS 27,000円程度 約14% あり 労働組合 弁護士監修・24時間対応
わたしNEXT 29,800円(正社員) 約15% あり 労働組合 女性専用・成功率100%
男の退職代行 26,800円(正社員) 約14% あり 労働組合 男性専用・即日対応
弁護士法人みやび 27,500円〜 約14%〜 なし(弁護士保証) 弁護士(最強) 残業代・退職金回収可

出典:各社公式サイト(2026年5月時点)

実質コスト計算:1ヶ月の手取りで退職できるコスパ

PT1年目の手取り月収は約19万円前後です。退職代行の費用は2.6〜3万円程度(手取りの約14〜15%)。翌月から解放されることを考えると、精神的コストと比較した実質的な価値は非常に高いといえます。

有給休暇の消化で実質0円にできる可能性:労働組合型サービス(JOBS・わたしNEXT・男の退職代行)は有給消化の交渉も代行します。残っている有給休暇を消化すると、退職代行費用を上回る収入が発生するケースもあります。

弁護士法人みやびを選ぶべきケース

  • 職場でパワハラ・ハラスメントを受けている
  • 残業代が未払いのまま放置されている
  • 有給消化を拒否されている
  • 退職金の支払いを渋られそう
  • 書面での証拠保全が必要

「もう少し続けてみて」への切り返しマニュアル

理学療法士が職場の上司や先輩に退職の意思を伝えようとしている場面

退職を伝えると、多くの場合こんな言葉が返ってきます。PT業界特有のトークへの対処法を用意しておきましょう。

「3年は続けないと何も分からない」

切り返し:「3年間の目標設定を一緒に考えていただける機会がなかったため、方向性が見えなくなりました。私の成長を支えていただける環境が必要と判断しました。」

3年ルールに根拠はありません。民法627条により、雇用期間の定めがない場合は2週間前に申し出れば退職は成立します。

「あなたが辞めたら患者さんが困る」

切り返し:「引き継ぎはしっかり行います。しかし、私自身が心身の限界に達した状態で患者さんのリハビリを続けることは、患者さんにとってもリスクがあると考えています。」

患者への責任を個人に転嫁するのは組織の問題です。引き継ぎをする意思を示しつつ、退職の意思は変えないことを明確にします。

「新卒はどこの職場も一緒だよ」

切り返し:「他の職場を経験してみて判断したいと思います。今の環境が合わないという判断をしています。」

「どこも一緒」は職場の問題を隠すための言葉です。実際、PT1年目の離職率は職場によって大きく異なります。

「もったいない。資格を活かせないよ」

切り返し:「PT資格は医療・福祉・スポーツ・フィットネス業界など様々な分野で活かせます。PT資格を持ったまま転職を検討しています。」

直接言えない場合は退職代行でOK

上記の切り返しを試みても職場の引き止めが激しい場合、「退職代行を使うことは法的に問題ない」ことを覚えておいてください。民法的には退職の意思表示は代理人(業者・弁護士)を通じて行うことが認められています。無理に直接交渉する必要はありません。

退職代行業者への初回相談LINEテンプレ

退職代行業者へのLINE相談で「何を書けばいいか分からない」という方のために、コピペで使えるテンプレを用意しました。

【コピペ用テンプレ】

はじめまして。理学療法士1年目で退職を検討しています。

■現在の状況
・勤務先の種別:(病院 / クリニック / 介護施設 / その他)
・雇用形態:正社員
・入職時期:2025年4月
・辞めたい主な理由:(例:人間関係・長時間残業・理想と現実のギャップなど)

■希望
・退職希望日:できるだけ早めに(目安:〇月末)
・有給休暇の残日数:(把握している場合は記載)
・職場への連絡:代行していただきたい

■気になること
・料金の支払い方法
・退職後の書類(離職票・源泉徴収票)の受け取り方

まずは相談できますか?よろしくお願いします。

このテンプレを送るだけで、初回相談はスムーズに進みます。「相談だけ」でも歓迎してくれるサービスがほとんどです。費用の説明を受けてから最終的に依頼するかどうか決めればOKです。

相談前に確認しておくこと:
  • 就業規則の退職に関する記載(退職申し出の何日前か)
  • 有給休暇の残日数
  • 貸与物(白衣・名札・書籍等)の返却方法
  • 健康保険の切替(国保加入 or 任意継続)

辞めた後の転職ロードマップ

退職後の行動を「PT資格を活かす道」と「異業種へ転職する道」に分けて整理します。

選択肢A:理学療法士を続ける(職場を変える)

PT資格を活かして別の職場へ転職する場合のステップです。

  1. 退職決定・退職代行で手続き完了
  2. リハビリ職専門の転職サービスへ登録(例:ジョブソエルなど医療・介護特化型)
  3. 働き方の優先順位を整理:残業なし / 年収優先 / リハビリの質 / 人間関係 / 勤務地
  4. 見学・面接で職場文化を確認:「年間離職率は?」「勉強会は任意か強制か?」を必ず聞く
  5. 入職・転職完了
PT資格が活きる職場の種類:急性期病院だけがPTの職場ではありません。回復期病院・クリニック・デイサービス・訪問リハビリ・スポーツジム・フィットネス施設・企業(産業理学療法)・行政など、選択肢は豊富です。

既存記事も参考にしてください:理学療法士の転職先おすすめ / 理学療法士 新卒 辞めたい

選択肢B:異業種への転職

「PT自体が向いていなかった」と感じる場合は、異業種転職も十分にあり得る選択です。

転職先PT経験の活かし方転職のしやすさ
医療機器メーカー(MR・営業)臨床知識・患者理解★★★
IT業界(医療データ・ヘルスケアIT)医療現場の課題感★★
フィットネス・スポーツ産業運動指導・解剖学知識★★★
一般企業(事務・営業)コミュニケーション力★★★
教育・福祉対人支援スキル★★★

関連記事:作業療法士の転職先おすすめ / 看護師 辞めたい 転職先

よくある質問

Q 理学療法士1年目で辞めると転職で不利になりますか?
A PT業界では1年目の離職は珍しくなく、面接でも「なぜ辞めたか」を正直に伝えれば理解される傾向があります。ただし、退職理由を「逃げ」ではなく「次の職場でどう活かすか」という視点で語れるよう準備しておくことが重要です。PT資格そのものの市場価値は下がりません。
Q 退職を上司に直接言えない場合、退職代行を使っても法的に問題ありませんか?
A 法的に全く問題ありません。民法627条により退職の意思表示は代理人を通じて行うことが認められており、退職代行業者や弁護士を通じた退職申し出は有効です。職場が「直接来い」と言っても、応じる義務はありません。
Q 退職後の健康保険はどうすればいいですか?
A 退職後は「国民健康保険への加入」か「任意継続(退職前の保険を最大2年延長)」の2択です。次の転職先が決まっている場合は空白期間が短くなりますが、国民健康保険は収入がなければ減額申請もできます。退職翌日から14日以内に手続きが必要なので、退職前に市区町村の窓口で確認しておきましょう。
Q 有給休暇が残っているのに消化させてもらえない場合はどうする?
A 有給休暇の取得は労働者の権利であり、会社は原則として拒否できません(労働基準法第39条)。退職時の有給消化拒否は違法です。退職代行JOBS・わたしNEXT・男の退職代行などの労働組合型サービスは、有給消化の交渉も代行します。弁護士法人みやびも交渉・法的対応が可能です。
Q 退職代行を使うと職場の人間関係が壊れますか?
A 退職代行を使う時点で、多くの場合は職場関係の継続を前提としていません。「辞めた後に職場の人と会いたい」と思えるほど良好な関係なら、退職代行を使う必要がないはずです。身の安全と精神的健康を守ることを最優先に考えてください。

まとめ

理学療法士1年目で辞めたい方へのポイント

  • 新卒PTの15〜20%が1年以内に退職している。あなたの悩みは業界全体の問題
  • 身体・精神症状が出ている、3ヶ月以上悩んでいる場合は今すぐ退職を検討すべき
  • 「もう少し続けてみて」「3年は続けろ」に法的根拠はない。民法上は2週間前の申し出で退職可能
  • 法的問題(パワハラ・未払い残業代)があれば弁護士法人みやびを選ぶ
  • 直接言えない場合、退職代行を使うことは法的に問題ない
  • PT資格は辞めても消えない。転職後も医療・スポーツ・異業種で活かせる

辞めることへの罪悪感を持つ必要はありません。あなたが消耗しきった状態で働き続けることは、患者さんにとっても、あなた自身にとっても良い結果をもたらしません。退職は逃げではなく、次のキャリアへの正当な一歩です。まずは無料相談から始めてみてください。

ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

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