「介護職を辞めたい。でも本当に辞めてよかったと思えるのか不安…」——長年介護職として働いてきた方が転職を考えるとき、誰もが抱える不安です。
結論から言うと、介護職を辞めた多くの人が「辞めてよかった」と感じています。人間関係・身体的負担・給与への不満が解消され、精神的・体力的に楽になったという声が多数です。
この記事では、元介護士の体験談をもとに、介護職を辞めてよかった理由・おすすめの転職先・後悔しない辞め方まで解説します。
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介護職を辞めてよかった理由(体験談)
実際に介護職を辞めた方たちは、辞めた後どう感じているのでしょうか。介護求人ナビ・キラケア等の調査から、辞めてよかったという声を整理しました。
「デイサービスで3年働いていましたが、上司のパワハラと人手不足で限界でした。転職先は一般企業の事務職で、最初は収入が少し下がりましたが、土日休み・定時退社が当たり前になって生活が一変しました。介護を辞めて本当によかったです。」(30代女性・元介護職員)
「特養で夜勤ありで働いていましたが、体がボロボロになっていました。転職後の製造業では夜勤もなく、年収も前職と変わらず体は格段に楽になりました。早く辞めればよかったと思っています。」(40代男性・元介護福祉士)
「辞めてよかった」と感じた理由TOP5
| 順位 | 辞めてよかった理由 | 共感する人の割合(目安) |
|---|---|---|
| 1位 | 人間関係のストレスから解放された | 約60% |
| 2位 | 身体的・精神的な疲労が減った | 約55% |
| 3位 | 休みが増え・プライベートが充実した | 約50% |
| 4位 | 給与が増えた・待遇が改善した | 約35% |
| 5位 | 将来への不安が減り、キャリアが開けた | 約30% |
介護を辞めたことを「後悔した」という声もある
辞めてよかったと感じる人が多い一方、「利用者との関わりがなくなって寂しい」「やりがいを感じられる仕事が見つからない」という声も一部あります。転職先選びで「やりがい」の部分をどう補うか、事前に考えておくことが後悔を防ぎます。
介護職の年収・待遇の現実
介護職を辞めたいと思う大きな理由の一つが「給与の低さ」です。データで現実を確認します。
介護職の平均年収
- 常勤介護士(全体)の平均年収:約406万円(2024年)
- 無資格・介護ヘルパーの年収:310〜360万円
- 介護福祉士の平均年収:約420万円
- 全国の一般労働者の平均年収:約473万円(介護職は約67万円下回る)
介護職の離職理由ランキング(令和5年度 介護労働安定センター調査)
| 順位 | 離職理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 職場の人間関係に問題があった | 34.3% |
| 2位 | 法人・施設の運営のあり方への不満 | 26.3% |
| 3位 | 他に良い仕事・職場があった | 19.9% |
| 4位 | 収入が少なかった | 16.6% |
人間関係が最大の離職理由である一方、収入面も大きな要因です。介護職の年収・待遇の詳細は介護職年収・給料の実態で解説しています。
なお、介護職の離職率は令和6年度に12.4%(過去最低)と改善傾向にありますが、依然として職場によって人間関係・労働環境に大きな差があるのが実情です。
介護職を辞める前に確認すべきこと
「介護を辞めたい」と思ったとき、衝動的に退職すると転職活動が苦しくなります。辞める前に以下を確認しておきましょう。
- 辞める理由が「今の職場固有の問題」か「介護職全体への不満」か区別する(職場を変えるだけで解決する場合も多い)
- 退職後の収入を3〜6ヶ月分確保しているか(転職活動が長引いた場合の生活費)
- 転職先の候補を1〜2つ具体的に考えてから退職する
- 在職中に転職活動を始める(退職後の活動より採用率・条件交渉力が高い)
「とにかく今すぐ辞めたい」という場合
ハラスメント・心身の限界・休職が必要な状態であれば、転職先が決まる前に退職することも選択肢です。退職の意思を伝えにくい・引き止められる場合は退職代行サービスの利用も有効です。精神的・身体的な健康を最優先にしてください。
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元介護士におすすめの転職先
介護職から転職する場合、大きく「介護業界内の転職」と「異業種への転職」の2つがあります。
介護業界内でのキャリアチェンジ(異動・転職)
| 職種 | 年収目安 | 介護経験の活かし方 |
|---|---|---|
| ケアマネジャー | 380〜450万円 | 介護福祉士+3年の実務経験で受験資格あり |
| 生活相談員 | 360〜430万円 | 介護経験+コミュニケーション力を活用 |
| サービス提供責任者 | 380〜450万円 | 訪問介護のスタッフ管理・計画作成 |
| 福祉用具専門相談員 | 350〜420万円 | 利用者・家族への提案営業。外回りあり |
異業種への転職先ランキング
| 転職先 | 年収目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 看護助手(医療機関) | 300〜380万円 | 介護スキルを即活用。医療への転換点 |
| 医療事務 | 280〜380万円 | 資格取得で正社員転換しやすい |
| 販売・接客業 | 280〜380万円 | 人と関わる仕事が好きな方向け |
| 一般事務・データ入力 | 280〜380万円 | 体力的に楽。PCスキルが活かせる |
| コールセンター | 300〜400万円 | 聞き取り・対応力が活かせる。座り仕事 |
| 食品工場・軽作業 | 320〜420万円 | 体力があれば稼ぎやすい。正社員になりやすい |
転職で年収アップできる人は少ない——正直な現実
マイナビ2024年調査によると、介護から転職して年収アップした人は27.7%(全体平均40.2%より低い)、年収ダウンした人は31.5%(全体平均25.1%より高い)です。年収アップだけを目的に転職すると失望するケースがあります。「年収はさほど変わらなくても、働き方・人間関係が改善される」という視点でも転職先を評価することをおすすめします。
介護スキルを活かせる転職先
介護職で培ったスキルは、異業種でも十分通用します。「介護しか経験がない」と思い込まずに、強みを整理してみましょう。
介護職で身につくポータブルスキル
- 傾聴・コミュニケーション力:高齢者・家族・多職種との対話で磨かれたスキル
- 記録・文書作成力:介護記録・ケアプランなどの文書作成経験
- 体力・忍耐力:長時間労働・夜勤・身体介助を乗り越えた精神的・体力的タフさ
- 緊急時の判断力:利用者の急変・緊急対応で培った冷静な判断力
- チームワーク・協調性:介護チームでの連携・申し送りで磨かれた協調性
これらのスキルは「接客・サービス業」「営業」「コールセンター」「医療事務」など幅広い職種で評価されます。
介護職未経験からの転職先や、転職後のキャリア形成については介護職未経験転職ガイドや介護士の年収を上げる方法も参考にしてください。
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後悔しない辞め方・転職のタイミング
転職活動を始めるベストなタイミング
- 在職中に転職活動を開始する(退職後より採用率が高く、収入も途切れない)
- 体調が良いうちに動く(燃え尽き・うつ状態では判断力が落ちる)
- 志望動機・自己PRを準備してから応募する(準備なしの応募は落選しやすい)
退職の伝え方・手順
- まず直属の上司に口頭で退職の意思を伝える(同僚より先に上司へ)
- 退職希望日の1〜2ヶ月前に伝える(引き継ぎ期間を確保)
- 退職届を提出する(書面で残すことが重要)
- 有給消化・退職金の確認をする
退職の引き止めに遭ったら
「利用者が可哀想」「あなたが辞めると困る」という感情的な引き止めには「退職の意思は変わりません」と繰り返すのみで構いません。引き止めに応じて残留しても、職場環境が改善されることは稀です。退職の意思を伝えることが精神的につらい場合は、退職代行サービスの利用も一つの選択肢です。
転職先を探す方法
- 医療・福祉系転職サービス(レバウェル看護・きらケア等):介護業界内の転職に強い
- 大手転職サイト(doda・マイナビ転職):異業種への転職情報が豊富
- ハローワーク:地元の求人・医療事務訓練コースなど
- 転職エージェント:キャリアカウンセリングで方向性を整理できる
また、介護職での経験を活かしながら資格でキャリアアップする方法は介護職志望動機・転職ガイドでも解説しています。
よくある質問
まとめ:介護職を辞めてよかった方へ
- 辞めてよかった理由TOP:人間関係からの解放、体力的な余裕、プライベートの充実
- 年収の現実:転職で年収アップは27.7%。精神的・時間的改善が大きな価値
- おすすめ転職先:医療・介護業界内キャリアアップ or 異業種(事務・接客・軽作業)
- 介護スキルは武器になる:傾聴・コミュニケーション・チームワークは他業種で評価される
- 後悔しない辞め方:在職中に転職活動開始・転職先の候補を考えてから退職
「介護を辞めたい」という気持ちは、あなたが弱いのではなく、それだけ真剣に仕事に向き合ってきた証です。次の一歩を踏み出すためにも、まず転職サービスに登録して現在の市場価値を確かめてみてください。以下のサービスでは、業界に特化した無料の転職相談が可能です。
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