介護職に未経験・無資格から転職する方法|求人が多い理由と転職の流れを徹底解説【2026年版】

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介護職への未経験転職のイメージ

「介護職に転職したいけど、未経験・無資格でもできるの?」という不安を持つ方は多いはずです。

結論から言うと、介護職は未経験・無資格でも転職できます。施設介護員の有効求人倍率は3.01倍、訪問介護員にいたっては30.96倍と、一般職(1.25倍)とはまったく次元の違う売り手市場です。

この記事では、介護職が未経験者を採用する理由、転職の流れ、初年度の年収相場、資格取得の選択肢まで、現場目線でまとめました。

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未経験・無資格でも介護職に転職できる理由

介護業界が未経験者を積極採用している背景には、深刻な人手不足があります。厚生労働省の推計では2025年に全国で約32万人の介護職員が不足するとされており、この数字は今も更新されています。

有効求人倍率が示す売り手市場

職種有効求人倍率一般職との比較
施設介護員3.01倍約2.4倍高い
訪問介護員30.96倍約25倍高い
一般職(平均)1.25倍

出典:厚生労働省 令和6年度 介護労働実態調査一般職業紹介状況

未経験・無資格でも入職できる施設の種類

「介護の資格がないと働けない」は誤解です。以下の施設・事業所では無資格・未経験でも採用されます。

  • 特別養護老人ホーム(特養)
  • 有料老人ホーム(介護付き・住宅型)
  • グループホーム(認知症対応型)
  • デイサービス(通所介護)
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
  • 小規模多機能型居宅介護

訪問介護だけは注意

訪問介護(ホームヘルパー)は法律上、身体介護を行う場合に「介護職員初任者研修」以上の資格が必要です。施設介護から始めるほうがハードルが低いです。

未経験から介護職へ転職する流れ(ステップ別)

介護職の転職活動の流れ

転職活動の流れ自体は他業種と大きく変わりません。ただし、介護業界特有のポイントを押さえておくと選考を有利に進められます。

STEP 1:転職サービスに登録(1日〜)

介護専門の転職エージェントへの登録が最初のステップです。介護職専門のエージェントは、未経験者向けの求人や、資格取得支援がある施設の情報を多く持っています。

STEP 2:求人を選ぶ・施設の種類を決める(1〜2週間)

「どの施設で働きたいか」を先に決めておくと求人選びがスムーズです。未経験ならデイサービスや有料老人ホームが入職しやすいと言われています。夜勤なし・土日休みの求人も多く、生活リズムを崩さずに始められます。

STEP 3:応募・面接(2〜4週間)

介護職の面接では「なぜ介護を選んだか」「どんな介護士になりたいか」が必ず聞かれます。介護職の志望動機の書き方・例文はこちらで具体的な書き方をまとめています。

STEP 4:内定・入職(1〜2週間)

入職後は施設内研修があります。OJTを通じて現場のスキルを身につける形が一般的で、未経験者でも段階的に業務を覚えられます。

転職期間の目安:求人探しから入職まで、平均で1〜2ヶ月程度です。施設側も早期の補充を求めているケースが多く、選考スピードは比較的速い傾向があります。

未経験初年度の給与・年収はどのくらい?

「介護の給料は安い」とよく言われますが、2024〜2025年の処遇改善加算の強化により、以前より改善しています。未経験・無資格からの初年度の現実的な数字を確認しておきましょう。

資格・経験別の年収目安(2025年)

資格・経験月給(所定内)年収目安
無資格・経験年数0年約218,800円約310〜360万円
介護職員初任者研修取得後約22〜25万円約330〜380万円
実務者研修修了約23〜26万円約360〜400万円
介護福祉士約27〜31万円約400〜440万円

出典:ジョブメドレー 介護職求人3万626件調査(2025年)厚生労働省 介護従事者処遇状況等調査

無資格と介護福祉士の差は年間70万円以上

無資格者と介護福祉士の月給差は約6万1,610円(年収換算で約74万円)。資格を取得するほど収入が大きく上がる仕組みになっています。処遇改善加算の効果で、2017年比では7年間で約51万円増加しています。

今後の賃上げ見通し

政府は2024年度に2.5%、2025年度にさらに2.0%のベースアップを目標に掲げています。2024年度改定では3種類の処遇改善加算が「介護職員等処遇改善加算」に一本化され、給付の透明性も高まりました。

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資格は転職前に取るべきか?後でいいのか?

介護職員初任者研修を学ぶイメージ

介護職員初任者研修とは

介護の入門資格です。身体介護の基礎から、認知症ケア、緊急時の対応まで130時間のカリキュラムで学べます。国家資格ではなく比較的取得しやすい資格です。

項目内容
費用2万9,500円〜8万円程度(スクールによる)
期間最短1ヶ月(通学コース)〜4ヶ月程度(通信+通学)
試験修了評価(筆記)あり。落ちた場合は再評価が受けられる
難易度低め。真面目に受講すれば取得できるレベル

出典:介護の資格最短net(2026年)シカトル(2025〜2026年)

費用を大幅に抑える方法

  • ハローワーク職業訓練:選考に通れば受講料無料
  • 就業割引(スクール提携施設への就職が条件):無料〜2万円台で受講可能
  • 教育訓練給付制度:修了後に受講料の20%が支給(雇用保険加入者対象)
  • 自治体補助金:都道府県・市区町村によっては費用の一部〜全額が支給

「転職前」vs「転職後」どちらで取るか

転職前に取る転職後に取る
メリット選考で有利・即戦力アピール施設の費用補助を使える場合がある
デメリット自費負担が発生しやすい無資格での入職期間がある
おすすめな人確実に転職したい・早く始めたい人資金が限られている・就職先が決まっている人

多くの施設が「資格取得支援制度」を持っており、入職後に費用を全額または一部負担してくれます。まず求人に応募してみて、内定を取ってから施設の支援制度を確認するのが一つの方法です。

その先のキャリアパス

初任者研修 → 実務者研修(費用8〜20万円、6ヶ月〜1年)→ 介護福祉士(実務経験3年以上+実務者研修修了、合格率約70〜75%)という流れでキャリアアップが可能です。介護福祉士を取得することで年収440万円前後、ケアマネジャー(介護支援専門員)まで目指せば450万円超も十分に狙えます。

年代別・未経験転職の実態(30代・40代・50代)

30代の未経験転職

介護業界の転職では30代がもっとも多い世代の一つです。異業種からの転職が多く、「人の役に立てる仕事がしたい」という動機が中心です。体力的にも問題なく、学習スピードも速いため、施設側から歓迎されやすい年代です。

40代の未経験転職

40代でも十分に転職できます。「社会経験が豊富」「精神的に安定している」として評価される傾向があります。ただし夜勤のある施設より、日勤専従のデイサービスや有料老人ホームのほうが体の負担が少なく長続きしやすいです。

50代の未経験転職

50代も採用している施設は多くあります。「同世代の利用者と親しみやすい」「人生経験が豊富」というプラス評価がある一方、体力面はシビアに見られます。まず介護補助(ベッドメイク・食事配膳補助など)から始められる施設を選ぶのが現実的です。

共通して言えること:介護業界は人手不足が深刻なため、「年齢だから採れない」という施設は少数派です。体力・健康状態と、志望動機の説得力が重要です。

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介護職の未経験転職におすすめの転職サービス

介護職の転職は、介護専門の転職エージェントを使うのが圧倒的に効率的です。未経験者向けの求人や、資格取得支援制度つきの求人など、一般求人サイトには掲載されていない情報を持っています。

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複数のサービスに同時登録して比較するのが基本です。エージェントによって保有求人が異なるため、1社だけでは選択肢が限られます。

よくある質問

Q

介護職は未経験・無資格でも採用してもらえますか?

A

採用されます。特養・有料老人ホーム・デイサービスなど多くの施設が無資格・未経験者を対象とした求人を出しています。有効求人倍率が3倍超の売り手市場で、未経験者を積極的に育成する施設が多い状況です。

Q

転職前に介護職員初任者研修を取得したほうがいいですか?

A

取得してから転職すると選考で有利になりますが、必須ではありません。施設側が費用を負担する「資格取得支援制度」を持つケースも多いため、まず求人を探してみて、内定後に制度の有無を確認するのも合理的な選択です。

Q

50代でも介護職に未経験で転職できますか?

A

転職できます。人手不足が深刻なため、50代でも採用している施設は多くあります。デイサービスや有料老人ホームの日勤専従など、体への負担が少ない職場から始めると長続きしやすいです。

Q

介護職の初年度の年収はいくらくらいですか?

A

無資格・未経験の場合、月給約21万8,800円(年収310〜360万円)が目安です。夜勤手当が加わると年収はさらに上がります。初任者研修を取得すると年収330〜380万円程度、介護福祉士になると400〜440万円が目安です。

Q

転職活動はどのくらいの期間かかりますか?

A

求人探しから入職まで1〜2ヶ月が目安です。施設側もすぐに採用したいケースが多く、選考スピードは他業種より速い傾向があります。転職エージェントを使うとスケジュールが整理しやすくなります。

まとめ:未経験でも介護職への転職は現実的

  • 施設介護員の有効求人倍率は3.01倍、訪問介護員は30.96倍。業界全体が人手不足で未経験歓迎
  • 特養・デイサービス・有料老人ホームなどは無資格でも入職できる
  • 無資格の初年度年収は310〜360万円。介護福祉士まで取得すると400〜440万円に上昇
  • 資格取得支援制度を持つ施設が多く、初任者研修の費用を負担してもらえるケースも
  • 30代・40代・50代いずれも転職実績あり。年代よりも志望動機と体力が重視される

介護職は未経験からでも確実にキャリアを積める数少ない業界のひとつです。まずは転職エージェントに相談して、自分に合った施設を探してみてください。以下のサービスでは、業界に特化した無料の転職相談が可能です。

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ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

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