介護職の新人が辞めたいと思う理由7選と今すぐ動ける対処法【2026年版】

悩みを解消する
介護職の新人が悩んでいるシーン

「介護の仕事を始めたばかりなのに、もう限界かもしれない」——介護職の新人・1年目が辞めたいと感じるのは決して珍しいことではありません。厚生労働省のデータによると、介護系に就職した高卒者の離職率は46.4%、大卒者でも38.8%に達します。問題は「辞めたい気持ち」ではなく、その後に正しい行動を取れるかどうかです。この記事では、介護職新人が辞めたい7つの理由から、試用期間中・奨学金がある場合・新人研修中の辞め方まで、介護職に特化した情報をまとめました。

介護職の新人が辞めたいと思う理由7選

介護業界の転職経験者が「前職を辞めた理由」として最も多く挙げるのは「職場の人間関係(24.7%)」です。しかし新人・1年目に特有の悩みはさらに多岐にわたります。

1. 職場の人間関係がつらい(先輩の態度・いじめ)

「利用者さんへの接し方が優しい先輩が、新人にだけ当たりが強い」「ミスを大声で叱責される」——介護の現場では慢性的な人手不足によるストレスが、新人へのあたりとして表れることがあります。令和5年度介護労働実態調査では、離職理由の上位に「職場の人間関係」が一貫してランクインしています。

出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査」

2. 体力的・精神的負担が想像以上だった

入浴介助・移乗・夜勤を繰り返す介護の仕事は、体力に自信のある人でも半年で限界を感じることがあります。特に夜勤デビュー直後の新人は、日中の研修と夜勤が重なるハードスケジュールを強いられるケースも多く見られます。29歳以下の若年介護職員の離職率は20.4%と全年代で最も高い水準です。

出典:学研ココファン「介護業界の離職率は高い?実際のデータから解説」

3. 給与が低すぎて生活が苦しい

新人介護士の平均月給は約20〜22万円(月収手取りで16〜18万円程度)。家賃や奨学金返済を抱える場合、手元に残る生活費はわずかです。業務の過酷さと給与水準のアンバランスが、早期離職の大きな要因になっています。

4. 利用者・家族対応に精神的に消耗する

利用者さんから暴言・暴力を受けるケース(特に認知症対応)や、家族からのクレームが続くと、新人は「自分が悪いのか」と自信を失いやすくなります。これは経験値で解決する問題ですが、新人時代に一人で抱え込むと精神的に追い詰められます。

5. 「向いていない」と感じる・理想とのギャップ

「人の役に立ちたい」という動機で入職しても、実際の業務が排泄介助・機械的な記録・書類作業の繰り返しで理想とかけ離れているケースがあります。この「思っていた仕事と違う」という感覚は、介護に特有の高い離職リスク要因です。

6. 上司や会社の対応がブラック(サービス残業・休日出勤強要)

法的には「1ヶ月前の退職申告」が一般的なマナーとされていますが、実際には「人が足りないから辞めるな」「退職届を受け取らない」などの違法行為を行う施設も存在します。このような環境では、新人でも早期に見切りをつける判断が正しいことがあります。

7. 新人研修がほぼなく放置されている

人手不足の介護施設では、新人研修が形式的なもので終わり、即戦力として現場に出されるケースがあります。「教えてもらえないまま一人で利用者を見る」という状況は、利用者の安全にも新人の精神衛生にも深刻なリスクです。このような環境は、辞める理由として十分に正当です。

介護職の新人が先輩に相談しているシーン

状況別フローチャート|あなたは辞めていい?続けるべき?

「辞めたい」という気持ちがあっても、状況によって最適な行動は異なります。以下のフローチャートで自分の状況を確認してください。

Q1. パワハラ・違法残業・給与未払いなど、明らかに職場に問題がありますか?
即時退職を検討。退職代行サービスの利用も選択肢。上司への直接申告が難しい場合は法的対処が有効です。
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Q2. 今の「辞めたい気持ち」は1ヶ月以上続いていますか?
慢性的な問題の可能性が高い。次の質問へ。
業務的な慣れや季節的なストレスの可能性も。1〜2週間様子を見た上で、信頼できる人への相談を推奨します。
Q3. 介護職を続けたい気持ちは今もありますか?
施設を変える転職が有効。同じ介護職でも環境次第で全く違います。転職エージェントへの相談から始めましょう。
次の質問へ
Q4. 奨学金の借り上げ(介護福祉士修学資金貸付)を受けていますか?
5年以内に辞めると返済が必要になる可能性があります。都道府県の窓口で条件確認を最優先してから決断を。
次の質問へ
Q5. 直接上司に「辞めたい」と言える状況ですか?
まず上司に退職の意思を伝え、退職届を提出する通常の手続きを取りましょう。
退職代行サービスの利用が最も安全。下のCTAブロックで状況に合うサービスを選んでください。

実質コストシミュレーション|辞めた場合・続けた場合の比較

「退職代行に3万円かけるくらいなら…」と感じる方も多いですが、続けることの機会損失や健康リスクと比較することが重要です。

ケースA:退職代行を使って今すぐ辞める場合

費用内訳(退職代行JOBS利用の場合)

退職代行サービス料金27,000円
有給消化分の給与(平均15日分)+約75,000円
失業給付(待機期間後)+月額14〜15万円程度
実質的な手元増(1ヶ月目)約+48,000円〜

ケースB:辞めたいのに続けた場合のリスク換算

精神的・身体的ダメージの換算

メンタルヘルス悪化→通院コスト(試算)月1〜3万円×数ヶ月
休職→復職困難リスク年収換算で数十万円〜
転職市場での年齢損失(1年遅れる影響)数十万円規模
合計リスク退職代行費の10倍以上

退職代行の費用は「辞める手間を買う」というより、「心身の健康を守るための投資」と捉えると正確です。特に介護職は身体・精神の両面で消耗が大きく、無理に続けることで取り返しのつかない状態になるリスクがあります。

新人介護士の辞め方マニュアル|状況別完全解説

状況1:通常の退職(直接上司に伝えられる場合)

民法627条により、無期雇用の場合は退職申告から2週間後に退職できます。ただし、一般的な社会的マナーとして1ヶ月前を目安に伝えるのが望ましいとされています。手順は以下の通りです。

  • 退職希望日を決め、直属の上司に口頭で伝える(メール・LINEは不可)
  • 退職届(または退職願)を提出する(施設によって書式が異なる)
  • 有給休暇の残日数を確認し、消化申請を行う
  • 業務の引き継ぎ資料を作成する
  • 制服・備品を返却し、健康保険・年金の切替手続きを行う

状況2:試用期間中に辞めたい場合

試用期間中であっても、雇用契約は成立しているため退職の意思表示は有効です。民法627条により2週間前に申告すれば法的に問題ありません。「試用期間中に辞めると損害賠償を請求される」と言われることがありますが、通常の退職で損害賠償が認められることはほぼありません(よほどの事情がない限り)。不安な場合は弁護士法人の退職代行を利用すると安心です。

状況3:新人研修期間中に辞めたい場合

研修期間中でも雇用契約は有効であり、退職の権利があります。「研修費を返せ」と言われるケースがありますが、就業規則に「研修費返還規定」がない限り、法的な支払義務はありません。就業規則を確認し、問題があれば退職代行(弁護士法人タイプ)に相談するのが最善です。

状況4:奨学金(介護福祉士修学資金貸付)を借りている場合

介護福祉士養成施設で修学資金貸付制度を利用していた場合、卒業後5年間介護業務に従事することで返済が免除されます。5年以内に介護職を辞めると、返済が必要になる可能性があります。ただし「介護業務」であれば施設を変えても問題ない場合が多いため、今の職場が問題なのか介護職全体が合わないのかを見極めることが重要です。

  • 都道府県の窓口に「施設を変えた場合の返済免除条件」を確認する
  • 他施設への転職なら免除条件を満たし続けられる可能性が高い
  • 介護職を完全に離れる場合は返済額・計画を事前に確認する
  • 返済が困難な場合は「返済猶予制度」の有無を確認する

出典:厚生労働省「介護福祉士・社会福祉士を目指す方々へ(修学資金貸付制度のご案内)」

状況5:上司や施設が退職を認めない・拒否される場合

「人が足りないから辞めるな」「退職届を受け取らない」は、会社側の要望に過ぎず法的拘束力はありません。民法627条に基づき、退職の意思を伝えてから2週間後には自動的に雇用関係は終了します。それでも解決しない場合は退職代行サービスの活用が最も確実です。

退職書類を確認している介護士の女性

職場の引き留めトーク対抗マニュアル

介護施設特有の引き留め文句に対する、法的根拠に基づく返し方をまとめました。感情的にならず、毅然と対応することが大切です。

よくある引き留め文句 正しい認識と返答例
「今辞めたら利用者さんが困る」 利用者への責任は施設が負うものです。「ご迷惑をおかけしますが、退職の意思は変わりません」と伝えてください。
「研修費用を返せ」 就業規則に研修費返還規定がない限り、法的支払義務はありません。規定があっても全額請求は難しいケースがほとんどです。
「損害賠償を請求する」 通常の退職で損害賠償が認められることはほぼありません。脅しである可能性が高く、弁護士法人の退職代行に相談するのが得策です。
「試用期間中は辞められない」 試用期間中でも雇用契約は有効です。民法627条により2週間前の申告で退職できます。
「もう少し続けてみれば変わる」 「変わる可能性があることは理解していますが、現状では継続が難しい状況です」と返しましょう。感情論を引き出さないことが重要です。
「辞めるなら紹介状・有給はなし」 有給消化は労働者の権利であり、会社が拒否できません。退職代行を通じて有給消化申請を同時に行うのが確実です。

退職代行LINEテンプレ|今日の昼休みに送れる文章

退職代行サービスに相談する際の最初のLINEメッセージ例です。そのままコピーして送っても問題ありません。

退職代行JOBSへの初回LINEメッセージ例

はじめまして。退職代行について相談したいです。

現在、介護施設(特別養護老人ホーム)に勤務しており、入職から〇ヶ月が経ちます。職場の人間関係や業務内容が合わず、退職を希望しています。

上司への直接申し出が難しい状況のため、退職代行を利用したいと考えています。

・雇用形態:正社員(試用期間中/研修中)
・現在の残有給日数:〇日
・奨学金の借り上げ:あり/なし
・希望退職日:できるだけ早め(〇月〇日希望)

まず料金と手続きの流れを教えていただけますか。よろしくお願いします。

「奨学金の借り上げあり」と伝えると、状況に応じた適切なアドバイスをもらえます。弁護士法人タイプを選ぶと、返済交渉なども含めて対応してもらえる場合があります。

退職後の転職ロードマップ|介護職新人が辞めた後にやること

「辞めた後どうすればいいか」がわからないと、なかなか踏み出せません。退職後の具体的な流れを示します。

1
退職翌日〜1週間:公的手続きを完了させる

健康保険の切替(任意継続 or 国民健康保険)、年金の国民年金への切替、ハローワークへの離職票持参・雇用保険申請を行います。退職理由が「やむを得ない事情(ハラスメント・劣悪環境等)」の場合、自己都合でも特定受給資格者として待機期間が短縮される可能性があります。

2
退職後1〜2週間:奨学金・借り上げの確認

介護福祉士修学資金貸付を利用していた場合、都道府県窓口に「施設変更の場合の返済免除継続可否」を確認します。別の介護施設に転職するなら免除条件を継続できることが多いため、転職エージェントへの相談と並行して進めましょう。

3
退職後2週間〜1ヶ月:転職活動開始

介護職を続けるなら介護専門の転職エージェントに登録し、働き方・施設種別の条件を見直します。「特養より有料老人ホームのほうが落ち着いている」「グループホームのほうが職員と利用者の距離が近くやりがいを感じやすい」など、施設種別の違いを知ることで次の選択肢が広がります。介護職を離れる場合も、介護経験を活かせる一般企業の事務・福祉機器メーカー等も選択肢です。

4
1〜3ヶ月:次の職場で「新人研修」の質を確認する

次の職場選びで最も重視すべきは「新人研修の充実度」と「夜勤デビューまでの期間」です。転職エージェント経由なら、内部情報として「OJTの期間」「先輩スタッフのフォロー体制」を事前に確認してもらうことが可能です。介護職辞めたい・転職先の選び方も参考にしてください。

介護業界は深刻な人手不足のため、「1ヶ月以内に再就職できる」ケースが多いのも事実です。すでに退職代行を使った介護士の体験談もまとめています。辞めた後のリアルな経験として参考にしてください。また、退職代行を実際に使った流れは介護職の即日退職代行完全ガイドに詳しくまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q 介護の新人が試用期間中に退職代行を使っても大丈夫ですか?
A 問題ありません。試用期間中であっても雇用契約は成立しており、退職代行の利用は完全に合法です。「試用期間中だから辞められない」という施設側の言い分に法的根拠はなく、2週間前に退職の意思を伝えれば民法627条に基づいて退職できます。
Q 介護施設の奨学金を借りているのですが、退職代行で辞めると返済が発生しますか?
A 退職代行を使うこと自体は奨学金の返済とは無関係です。介護福祉士修学資金貸付の返済免除条件は「5年間介護業務に従事すること」であり、辞める施設とは別の介護施設に転職すれば免除条件を継続できる都道府県が多いです。ただし条件は都道府県ごとに異なるため、必ず窓口に確認してください。
Q 新人研修中に辞めると、研修費を請求されますか?
A 就業規則に「研修費返還規定」がない限り、法的な支払義務はありません。規定があっても全額請求が認められた判例は少なく、弁護士法人の退職代行であれば交渉・対応を任せられます。まずは退職代行に相談し、就業規則の内容を確認してもらいましょう。
Q 介護の仕事を辞めた後、すぐに転職できますか?
A 介護業界は全国的に人手不足のため、転職市場の求人数は多く、介護経験が少なくても歓迎される施設が多いです。実際、介護職の転職活動期間は平均1〜2ヶ月程度で、未経験・1年未満の方でも採用されるケースは珍しくありません。転職エージェントを利用すれば、在職中・退職直後から活動を始められます。
Q 女性の介護士ですが、退職代行で女性スタッフに対応してもらえますか?
A わたしNEXTは女性専門の退職代行サービスで、全スタッフが女性です。「男性スタッフに退職の事情を話すのが恥ずかしい」「セクハラ・パワハラの内容を話しにくい」という場合は、わたしNEXTを選ぶと安心して相談できます。

まとめ

  • 介護職新人の離職率は高卒46.4%・大卒38.8%と高く、辞めたいと感じること自体は珍しくない
  • 辞める理由TOP7は「人間関係・体力・給与・利用者対応・やりがいのなさ・ブラック環境・研修不足」
  • 試用期間中・研修期間中でも法的に退職は可能(民法627条:2週間前申告)
  • 奨学金(修学資金貸付)は施設を変えれば免除継続できる場合が多い
  • 引き留めトーク(損害賠償・研修費返還等)は法的根拠が薄く、毅然と断れる
  • 退職代行の費用(約2〜5万円)は無理に続けることの機会損失と比べると小さい
  • 退職後は公的手続き→奨学金確認→転職活動の順で進める

「辞めたいけど言い出せない」「迷惑をかけたくない」——その気持ちはわかりますが、あなたの人生はあなたのものです。今の環境が合わないと感じているなら、正しい方法で次のステップに進む勇気を持ってください。下のCTAから、今すぐ無料で相談できます。

ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

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