看護師の手取り月収はいくら?夜勤あり・なし別に徹底比較【2026年版】

年収・給料

【2026年最新】看護師の手取り月収はいくら?夜勤あり・なし別に徹底比較

「看護師の手取り、実際いくらもらえるの?」と気になっていませんか。額面の給与明細を見ても、税金や社会保険料が差し引かれた実際の手取り額はなかなかわかりにくいものです。

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は519.7万円、平均月収は36.4万円(各種手当含む)です。しかし手取りに換算すると27〜29万円程度になります。

さらに重要なのが夜勤の有無。夜勤ありと夜勤なしでは月3〜5万円・年間50〜80万円もの差が生じます。この記事では2026年最新データをもとに、夜勤あり・なし別の手取り月収、経験年数別・施設別の目安、手取りの計算方法まで詳しく解説します。

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1. 看護師の平均年収・月収(2026年最新)

まず、看護師全体の年収・月収の基本データを確認しましょう。厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」をはじめとする最新データをもとに整理しています。

看護師の平均年収・月収グラフ

平均年収と月収の内訳

項目 金額 備考
平均年収 519.7万円 ボーナス含む
平均月収(額面) 36.4万円 各種手当含む
平均手取り月収 27〜29万円 額面の75〜80%
年間ボーナス 83.5万円 夏・冬2回合計

出典:Doctor’s File「看護師の年収・給料・手取りについて」 / 看護roo!「看護師の給料・年収」

ポイント:月収36.4万円の内訳
  • 基本給:20〜23万円
  • 夜勤手当・時間外手当:3〜6万円
  • 住宅手当・交通費・各種手当:1〜3万円
  • その他調整手当など:1〜2万円

月収36.4万円という数字は、夜勤をこなしている看護師も含めた平均値です。日勤のみの看護師は平均より低く、夜勤専従の看護師はさらに高い収入になります。

他職種との比較

看護師の平均年収519.7万円は、全職種平均(約460万円)を大きく上回っています。専門的な国家資格を持つ職種として、一定の水準が保たれていることがわかります。ただし、同じ医療系でも医師(約1,240万円)や薬剤師(約590万円)とは開きがあります。

一方、看護師は夜勤や不規則勤務があることも収入の高さの背景にあります。夜勤手当が年収の約10〜15%を占めるケースも多く、夜勤の有無が収入水準を大きく左右します。

2. 夜勤あり vs 夜勤なし:手取り月収の差を比較

看護師の収入を左右する最大の要因のひとつが夜勤の有無です。夜勤ありと夜勤なしでは、手取りベースで月3〜5万円の差が生じます。年間に換算すると50〜80万円もの差になります。

勤務形態 額面月収目安 手取り月収目安 年収目安
夜勤あり(月4〜5回) 34〜38万円 26〜29万円 490〜540万円
夜勤なし(日勤のみ) 29〜31万円 22〜24万円 420〜460万円
夜勤専従 40〜50万円 30〜38万円 500〜650万円
夜勤あり・なしの手取り月収比較イメージ

月収の差:夜勤ありが月3〜5万円多い理由

夜勤がある看護師の月収が高い理由は単純で、夜勤手当が毎月の給与に上乗せされるからです。二交替制の夜勤1回あたりの手当は約11,368〜11,815円。月4〜5回夜勤をこなすと、それだけで月4.5〜5.7万円の追加収入になります。

夜勤月4回の場合の追加収入試算:
  • 二交替制:11,368円 × 4回 = 約4.5万円/月(年54万円)
  • 二交替制:11,815円 × 5回 = 約5.9万円/月(年70.8万円)

夜勤なしを選ぶメリット・デメリット

ライフステージや健康上の理由から夜勤なしを選ぶ看護師も多くいます。収入は下がりますが、生活リズムが安定するメリットは大きいです。

観点 夜勤あり 夜勤なし
月収 34〜38万円 29〜31万円
生活リズム 不規則になりやすい 安定しやすい
健康への影響 睡眠不足のリスクあり 体への負担が少ない
育児・家庭との両立 調整が必要 両立しやすい
主な職場 病院(病棟) クリニック・外来・訪問

夜勤専従の高収入モデル

より収入を重視するなら夜勤専従という働き方もあります。夜勤専従の平均月収は約42.6万円(手取り32〜34万円)、年収は500〜650万円と、通常の夜勤ありより高水準です。ただし、生活リズムが完全に夜型になるため、体調管理が重要です。

3. 夜勤手当の仕組みと計算方法

夜勤手当は施設によって金額や支給方法が異なります。ここでは一般的な相場と計算方法を解説します。

夜勤手当の相場(全国平均)

勤務形態 1回あたりの手当(全国平均) 月4〜5回の収入増
二交替制(夜勤・約16時間) 11,368〜11,815円 +4.5〜5.9万円/月
三交替制(準夜勤・約8時間) 4,234円 月8回で+3.4万円/月
三交替制(深夜勤・約8時間) 5,199〜5,715円 月8回で+4.2〜4.6万円/月

出典:ジョブメドレー「看護師の夜勤手当の相場」

二交替制と三交替制の違い

二交替制は「日勤(約8時間)」と「夜勤(約16時間)」の2パターンで運用します。夜勤1回が長い分、手当も高めに設定されています。一方、三交替制は「日勤・準夜勤・深夜勤」の3パターンで、夜勤1回あたりの時間は短いが回数が増えます。

二交替 vs 三交替:月収への影響比較(試算)
  • 二交替・月4回:11,815円 × 4 = 47,260円/月
  • 三交替・準夜勤月8回:4,234円 × 8 = 33,872円/月
  • 三交替・深夜勤月8回:5,715円 × 8 = 45,720円/月
※夜勤回数と手当額は施設によって異なります。

深夜割増賃金について

労働基準法第37条により、午後10時〜午前5時の勤務は通常賃金の25%増しが義務付けられています。夜勤手当はこの深夜割増賃金を含む(または別途支給)形で設定されているのが一般的です。

施設によっては「夜勤手当」として一律支給するところと、「基本給 × 時間数 × 1.25」で計算するところがあります。転職時には計算方法を確認することが重要です。

注意:夜勤手当が相場より著しく低い(例:5,000円以下)場合は、深夜割増が正しく反映されていない可能性があります。求人票で確認するか、入職後に給与明細で必ずチェックしましょう。
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4. 手取りの計算方法(控除内訳)

「額面36万円なのに手取りは27〜29万円…」と感じる人も多いはずです。ここでは、月収36万円を例に手取り額の計算方法を解説します。

給与明細の控除内訳イメージ

月収36万円の手取り計算例

項目 控除額(目安) 備考
健康保険料 約1.7万円 標準報酬月額の約9.98%(労使折半)
厚生年金保険料 約3.2万円 標準報酬月額の18.3%(労使折半)
雇用保険料 約0.06万円 賃金の0.6%(労働者負担分)
所得税(源泉徴収) 約0.6〜0.8万円 扶養人数・控除により変動
住民税 約2〜2.5万円 前年所得による(入社初年度は翌年6月から)
合計控除額 約7.5〜8.3万円
手取り額 約27.7〜28.5万円 額面の76〜79%

出典:かんご仕事「看護師の手取りはいくら?計算方法を解説」

手取り率は「額面の75〜80%」が目安

看護師の手取りはおおむね額面の75〜80%を目安にするとよいでしょう。ただし以下の条件で変わります。

手取り率に影響する主な要因:
  • 扶養家族の人数:多いほど所得税が減る(手取りアップ)
  • 住民税:前年所得に基づくため、転職1年目は安くなる場合あり
  • 各種控除:生命保険料控除・iDeCo掛金控除などで節税可能
  • 組合健保 vs 協会けんぽ:健保の種類で保険料率が異なる

ボーナスの手取り計算

年間ボーナス83.5万円の場合、手取りは約65〜68万円が目安です(控除率約18〜22%)。ボーナスは通常の給与より所得税の計算方法が異なり(前月給与を基準に計算)、やや高い税率になることがあります。

5. 経験年数・新卒別の手取り目安

看護師の収入は経験年数によって段階的に上昇します。新卒から中堅、ベテランまでの手取り額の変化を確認しましょう。

新卒(専門卒・大卒)の初任給と手取り

学歴 初任給(額面) 手取り月収(目安) 年収目安
専門学校卒(3年制) 26.7万円 21〜23万円 320〜370万円
大学卒(4年制) 27.5万円 22〜24万円 330〜380万円

新卒1年目は夜勤体制に入る前の研修期間があるため、夜勤手当がつかないケースもあります。6か月〜1年後に夜勤デビューすると、手取りが月2〜3万円アップするのが一般的です。

経験年数別の手取り月収推移

経験年数 額面月収(目安) 手取り月収(目安) 備考
1年目(新卒) 26〜28万円 20〜22万円 夜勤なし期間あり
3〜5年目 30〜33万円 23〜26万円 夜勤手当が安定
7〜10年目 33〜38万円 25〜29万円 昇給+役職手当の可能性
10〜15年目 37〜43万円 28〜33万円 主任・師長クラスも視野に
20年目以上 40〜50万円 30〜38万円 管理職・専門看護師等

出典:かんご仕事「看護師の経験年数別年収まとめ」

認定・専門看護師の収入プレミアム

認定看護師・専門看護師の資格を取得すると、資格手当として月5,000円〜3万円程度の追加収入が見込めます。また、管理職(主任・師長・看護部長)に就くと役職手当として月1〜5万円が上乗せされます。キャリアアップが収入増に直結する職種です。

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6. 施設種別の年収比較

同じ看護師でも、勤務する施設の種類によって年収は大きく異なります。高収入を目指すのか、ライフスタイルを重視するのかによって、最適な職場は変わります。

施設種別 平均年収 手取り月収目安 夜勤の有無
病院(病棟) 576.8万円 29〜33万円 あり(多い)
訪問看護 522.1万円 27〜30万円 オンコール対応あり
クリニック・診療所 515万円 26〜29万円 基本なし
介護施設・老健 421.8万円 22〜26万円 施設による

施設別の特徴と選び方

病院(病棟)は年収が最も高く576.8万円。夜勤手当や残業代が含まれる分、身体的・精神的な負担も大きいです。急性期病棟や大学病院ほど収入は高い傾向にあります。

訪問看護は平均522.1万円と比較的高水準。日勤メインで働けますが、オンコール当番(深夜呼び出し)がある事業所も多く、オンコール手当が別途支給されます。移動があるため体力も必要です。

クリニック・診療所は515万円とほぼ全体平均並み。夜勤がなく規則正しい勤務が魅力ですが、残業が少ない分、基本給ベースに近い収入になります。育児中の看護師に人気の選択肢です。

介護施設・老健は421.8万円と全体平均を約100万円下回ります。医療行為が少なく身体的な負担は比較的少ないですが、夜勤があっても手当が低い施設が多い傾向です。ただし、近年は処遇改善加算により賃上げが進んでいます。

年収アップを狙うならここを選ぶ
  • 最高水準:急性期・大学病院の病棟看護師(夜勤複数回)
  • 夜勤なしで高収入:訪問看護(オンコール手当活用)
  • ワークライフバランス重視:クリニック・外来・健診センター

7. 地域別の年収差

看護師の収入は勤務地によっても大きく変わります。都市部と地方では年収に140万円以上の差が出ることもあります。

都道府県別の平均年収(主要地域)

都道府県 平均年収 全国平均との差
東京都(最高) 568.9万円 +49.2万円
神奈川県 約550万円 +30万円
大阪府 約540万円 +20万円
全国平均 519.7万円
地方(中間層) 480〜510万円 -10〜-40万円
鹿児島県(最低水準) 426.9万円 -92.8万円

東京都と鹿児島県の差は約142万円。これは月収換算で約11.8万円の差に相当します。

地方で働くメリットも考慮しよう

年収の数字だけを見ると都市部が有利に見えますが、生活費・家賃を考慮すると実態は異なります。東京の家賃は地方の2〜3倍になることも多く、「手取り収入から家賃を引いた可処分所得」は地方のほうが豊かになるケースもあります。

また、地方の病院でも院内奨学金制度・住宅補助・引越手当などの福利厚生が充実している場合があり、都市部との年収差を補えることがあります。転職時は額面年収だけでなく、総合的な待遇を比較することが重要です。

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8. よくある質問(FAQ)

Q 看護師の手取り月収はだいたいいくらですか?
A 夜勤ありで月26〜29万円、夜勤なし(日勤のみ)で月22〜24万円が目安です。経験年数や施設によって変わりますが、額面月収の75〜80%が手取りの目安になります。平均年収519.7万円(厚労省令和6年データ)をもとにすると、ボーナスを除いた手取り月収は27〜29万円程度です。
Q 夜勤手当は1回いくらですか?
A 勤務形態によって異なります。二交替制の夜勤は1回11,368〜11,815円が全国平均です。三交替制の場合、準夜勤は約4,234円、深夜勤は約5,199〜5,715円が目安です。施設や地域によって差があるため、求人票や採用担当者への確認をおすすめします。
Q 夜勤なし(日勤のみ)で年収400万円以上は可能ですか?
A 可能です。クリニックや訪問看護などで経験年数を積めば、夜勤なしでも年収420〜480万円程度に達することがあります。ただし病院の病棟勤務(夜勤あり)と比べると年収は年50〜80万円低くなるため、年収アップを狙うなら訪問看護(オンコール手当あり)や大規模クリニックへの転職が有効です。
Q 新卒看護師の手取り初月はいくらになりますか?
A 専門卒の初任給は額面26.7万円、大卒は27.5万円が目安です。手取りに換算すると21〜23万円程度になります。ただし入社1〜2か月目は住民税の天引きがなく手取りがやや多い場合があります。また、夜勤体制に入ると夜勤手当が加わり、半年後には月2〜3万円の増収が期待できます。
Q 看護師の手取りを増やす方法はありますか?
A 主な方法は5つあります。①夜勤回数を増やす(月4→6回で月+2〜3万円)、②夜勤専従に切り替える(月収42万円超も)、③認定看護師・専門看護師の資格取得(資格手当月5,000〜3万円)、④年収水準の高い病院・施設へ転職する、⑤iDeCo・生命保険料控除など税制優遇の活用で手取りを最大化する。転職による収入アップが最も即効性が高い方法です。

まとめ:看護師の手取り月収ポイント

  • 看護師の平均月収は36.4万円(額面)、手取り27〜29万円(厚労省令和6年データ)
  • 夜勤ありと夜勤なしで月3〜5万円・年50〜80万円の差が生じる
  • 二交替制の夜勤手当は1回11,368〜11,815円、月4〜5回で+4.5〜5.9万円
  • 手取りは額面の75〜80%が目安。主な控除は健康保険・厚生年金・住民税
  • 新卒手取りは21〜23万円、夜勤開始後に月2〜3万円アップ
  • 年収が最も高いのは病院(576.8万円)、最も低いのは介護施設(421.8万円)
  • 都道府県別では東京568.9万円〜鹿児島426.9万円と142万円の差がある
  • 収入アップには夜勤回数増加・資格取得・転職が有効

看護師の手取り月収は勤務形態・経験年数・施設・地域によって大きく異なります。現在の収入に満足していない場合は、夜勤手当の仕組みを見直したり、より待遇の良い職場への転職を検討したりするのが有効です。さらに、転職以外の方法として副業で手取りを増やすという手段もあります。在宅ワークや単発バイトなど、看護師資格を活かせる副業について「看護師におすすめの副業7選」で詳しくまとめています。

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ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

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