40代男性が未経験から介護職に転職する方法|年収・体験談・おすすめ施設を徹底解説【2026年版】

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「40代・男性・未経験——介護の仕事に転職なんて、本当にできるのだろうか」。そう不安に感じていませんか。

結論から言えば、40代男性の介護転職は十分に現実的です。介護職の有効求人倍率は3.97倍と全産業平均の3倍以上。介護職員の平均年齢は46.7歳で、40代以上が全体の約70%を占めます。つまり40代は「遅い」どころか、むしろ業界の中心世代です。

この記事では、40代男性が未経験から介護職に転職するリアルなデータ(年収・求人状況)、実際の転職体験談、おすすめの施設タイプ、資格取得のロードマップまでを徹底解説します。

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40代男性×介護未経験の転職は本当にできる?データで解説

「年齢がネックになるのでは」と感じる方は多いですが、介護業界の実態は正反対です。ここでは、公的データを使って40代男性の転職可能性を客観的に示します。

有効求人倍率は3.97倍——圧倒的な売り手市場

厚生労働省の調査によると、介護関係職種の有効求人倍率は全国平均で3.97倍(2025年公表)。これは求職者1人に対して約4件の求人がある計算です。全産業平均(約1.25倍)と比べても3倍以上の水準であり、「選ばれる側」ではなく「選ぶ側」に立てる市場環境です。

出典: 厚生労働省 社会保障審議会 福祉人材確保専門委員会(2025年)

介護職員の平均年齢は46.7歳——40代は業界の中心世代

項目データ
介護職員の平均年齢46.7歳
40代職員の割合28.2%(最多層の一角)
40代以上の合計約70%
男性の平均年齢42.2歳
男性職員の割合20.9%

出典: 公益財団法人 介護労働安定センター 令和4年度 介護労働実態調査

40代はまさにボリュームゾーン。「若い人ばかりの職場に馴染めないのでは」という心配は不要です。同世代の同僚が多い環境で働ける可能性が高いでしょう。

未経験から介護職を始めた人は約3割

介護労働実態調査では、未経験から介護職を始めた人の割合は約3割。介護業界は中途・異業種からの転職者を受け入れる土壌がもともとあります。無資格の場合も、人柄・意欲・コミュニケーション力を重視する採用が主流です。

2025年には約32万人の介護職員が不足すると厚労省は推計しています。この需給ギャップが解消される見通しは当面なく、「未経験歓迎」の求人は今後も増え続けることが予想されます。

40代未経験の介護職の年収・月収はいくら?

転職を考えるうえで最も気になるのが収入面でしょう。ここでは未経験スタートの初年度と、資格取得後のキャリアアップ後を比較して解説します。

資格別の年収比較

資格年収目安月収目安
無資格(未経験初年度)約292〜324万円約21.9〜24.4万円
介護職員初任者研修330〜380万円約25.8万円
実務者研修修了360〜400万円約28.4万円
介護福祉士400〜440万円約35.1万円
ケアマネジャー約430万円約30.1万円+賞与

出典: すべらない転職(2025年)厚生労働省 賃金構造基本統計調査

無資格の初年度は正直に言って高収入とは言えません。しかし注目すべきは介護福祉士まで取得すれば無資格時から約100〜130万円の年収アップが見込める点です。国家資格である介護福祉士は、実務経験3年+実務者研修修了で受験資格が得られます。

40代の年代別データ

年齢層平均年収平均月給
40〜44歳約376万円258,342円
45〜49歳約365万円253,186円
介護職全体平均約406万円

出典: すべらない転職「40代未経験・資格なしでも介護職に転職できる?」(2025年)

40代の平均年収が全体平均より低いのは、未経験からの転職者が含まれているため。逆に言えば、資格を取得して経験を積むことで全体平均以上に引き上げられるということです。年収アップの具体的な方法は介護士の年収を上げる方法で詳しく解説しています。

処遇改善で介護職の年収は上昇トレンド

2024〜2025年にかけて、国は介護職員の処遇改善を加速させています。

  • 2024年度: 2.5%のベースアップ
  • 2025年度: さらに2.0%のベースアップ予定
  • 3種類の処遇改善加算を「介護職員等処遇改善加算」に一本化
  • 2017年から7年間で介護福祉士の年収は約51万円増加

「介護は給料が安い」というイメージは過去のもの。国を挙げた処遇改善が続いており、今後も給与水準の底上げが見込まれます。

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40代男性の介護転職体験談

実際に40代で異業種から介護職に転職した男性のリアルな声を紹介します。

施設内で車椅子の利用者をサポートする中年男性介護士

体験談1: 広告業界から有料老人ホームへ(45歳・大森さん)

前職: 広告営業・コピーライター(百貨店広告)

百貨店業界の低迷で広告収入が激減し、営業と制作の兼務で疲弊していた大森さん。転職を考えていたときに妻から「人当たりがいいから、介護とかもいいんじゃない?」と言われたのがきっかけでした。

初任者研修を取得して有料老人ホームに入職。現在は利用者から直接「ありがとう」と言ってもらえることにやりがいを感じています。妻からは「大変と言っている割には楽しそう」と言われるそうです。

出典: カイゴジョブアカデミー 卒業生インタビュー

体験談2: 銀行・保険会社から障がい者デイサービスへ(47歳・T.Iさん)

前職: 銀行員→保険会社事務職

実母の在宅介護を数年間経験し、母が亡くなった後に「介護を必要とする人と家族を支える仕事がしたい」と決意。2023年に初任者研修を受講し、障がい者向けデイサービスに転職しました。

T.Iさんは「やってみて必要な仕事だと感じた。年齢を重ねていくことを活かしながらやっていける」と語っています。利用者の家族から感謝される瞬間が最大のやりがいだそうです。

出典: カイゴジョブアカデミー 卒業生インタビュー

2人の共通点: どちらも前職のコミュニケーション力を介護現場で活かしている点です。介護は「技術」だけでなく「人とのかかわり」が求められる仕事。40代まで培った社会人経験は、他の業界以上に武器になります。

40代男性が介護職に転職するメリット・デメリット

メリット5つ

  • 求人倍率3.97倍で転職しやすい——年齢や経験を問わない求人が豊富。他業界の40代転職とは比較にならない好条件です
  • 社会人経験がそのまま強みになる——営業・接客・事務など前職で培ったコミュニケーション力、マネジメント経験が評価されます
  • 男性ならではの「体力」が重宝される——移乗介助や入浴介助など力仕事を任される場面が多く、男性スタッフは施設側から求められやすい傾向です
  • 景気に左右されにくい安定した業界——高齢化社会が加速する日本では、介護の需要が減ることは考えにくく、長期的な雇用安定が見込めます
  • 資格取得で着実に年収が上がる——初任者研修→実務者研修→介護福祉士→ケアマネと、明確なキャリアパスが存在します

デメリット4つ

デメリット対策
初年度の年収は低め(無資格で約292〜324万円)初任者研修取得で早期の昇給を目指す。処遇改善加算のある施設を選ぶ
身体的な負担が大きい腰痛予防のボディメカニクスを習得する。福祉用具(リフト等)導入施設を選ぶ
夜勤がある施設も多いデイサービスや訪問介護など日勤のみの施設を選択肢に入れる
人間関係の悩み(離職理由1位: 34.3%)入職前に職場見学で雰囲気を確認。複数施設を比較してから決める

デメリットは確かにありますが、いずれも「施設選び」と「事前準備」で大幅に軽減できます。介護職への転職に不安がある方は、まず介護職の未経験転職ガイドで全体像を把握することをおすすめします。

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未経験40代におすすめの介護施設4選

一口に「介護施設」と言っても種類はさまざま。未経験の40代男性に合った施設を厳選して紹介します。

明るいデイサービス施設の外観

1. 有料老人ホーム

おすすめ理由: 施設数が全国14,000ヶ所以上と最も多く、求人の選択肢が豊富。比較的自立度の高い入居者が多いため、未経験でも入りやすいのが特徴です。研修制度が整った大手法人が多く、教育体制の面でも安心感があります。

月収目安: 22〜28万円(夜勤あり)

2. デイサービス(通所介護)

おすすめ理由: 日勤のみで夜勤がないため、体力面の不安がある方や家庭の事情で夜勤が難しい方に最適。利用者は比較的元気な方が多く、レクリエーションの企画・運営なども業務に含まれます。

月収目安: 約21.9〜29.4万円(常勤の場合)

出典: きらケア「デイサービスの年収」(2025年)

3. 特別養護老人ホーム(特養)

おすすめ理由: 公的施設のため経営基盤が安定しており、処遇改善加算の取得率が高い。チームケアが基本で先輩スタッフのサポートを受けながら働けます。夜勤はありますが、夜勤手当(1回約8,700円)で月収を押し上げられます。

月収目安: 25〜32万円(夜勤含む)

4. 訪問介護

おすすめ理由: 利用者のご自宅に訪問する1対1のケアが中心。施設の人間関係に不安がある方におすすめです。ただし、初任者研修以上の資格が必須(無資格では従事不可)のため、資格取得後の選択肢となります。

月収目安: 23〜30万円

施設選びのポイント: 「研修制度の充実度」「処遇改善加算の取得状況」「離職率」の3点は必ず確認しましょう。ハローワークや転職サイトの求人票に記載がない場合は、面接時に直接質問してOKです。

未経験からの資格取得ロードマップ

介護職は無資格でもスタートできますが、資格取得は年収アップとキャリアアップの必須条件です。40代からでも十分に間に合う現実的なロードマップを示します。

1

入職〜3ヶ月: 認知症介護基礎研修(義務化)

2024年4月から、無資格の介護職員は認知症介護基礎研修の受講が義務化されました。最短1日(eラーニング)で修了でき、受講料は施設負担のケースがほとんど。まずはこれをクリアしましょう。

2

入職〜6ヶ月: 介護職員初任者研修

介護の入門資格。取得期間は最短1ヶ月〜4ヶ月、費用は約3〜10万円。働きながら通学するスクールも多数あります。取得するだけで年収が約25万円アップするというデータもあり、コストパフォーマンスの高い資格です。

費用を抑えるコツ: ハローワーク職業訓練なら無料。スクール提携施設への就職条件で無料〜2万円台になる制度も。教育訓練給付制度で受講料の20%が戻るケースもあります。

3

1〜2年目: 実務者研修

初任者研修取得済みなら費用約8〜12万円、期間は約6ヶ月。介護福祉士国家試験の受験要件となるため、ステップアップには必須の資格です。

4

3〜4年目: 介護福祉士国家試験

受験資格は「実務経験3年以上+実務者研修修了」。合格率は約70〜75%と国家資格の中では高め。40代からの受験でも十分に合格可能です。取得すれば年収400〜440万円が見込めます。

5

5年目以降: ケアマネジャー or 管理職

介護福祉士取得後5年以上の実務経験でケアマネジャー試験の受験資格が得られます。ケアマネの平均年収は約430万円。また、現場のリーダー→管理者というキャリアパスも。40代からスタートしても50代で管理職に就くことは十分に可能です。

40歳で入職した場合のシミュレーション

40歳: 入職(無資格・年収約300万円)→ 41歳: 初任者研修取得(年収約340万円)→ 42歳: 実務者研修修了 → 43歳: 介護福祉士取得(年収約420万円)→ 48歳以降: ケアマネ or 管理職(年収430万円〜)

定年を65歳とすれば、25年間のキャリアを築けます。

資格手当の相場について詳しくは介護福祉士の資格手当の相場の記事をご覧ください。

転職成功のための5つのコツ

1. 入職前に初任者研修を取得する

無資格でも応募はできますが、初任者研修を取得してからの転職活動を強くおすすめします。「資格取得=本気度の証明」になるため採用率が上がりますし、入職後の待遇にもプラスに働きます。

2. 前職の経験を「介護に活かせる形」でアピールする

前職介護に活かせるスキル
営業職コミュニケーション力、相手のニーズを汲み取る力
事務職正確性、責任感、記録・報告の習慣
接客・販売おもてなしの心、臨機応変な対応力
製造・現場作業体力、チームワーク、安全管理の意識
管理職・リーダーマネジメント力、後輩指導の経験

志望動機の書き方については介護職の志望動機 例文集で詳しく解説しています。

3. 職場見学を必ず行う

介護施設の雰囲気は、求人票だけではわかりません。必ず2〜3施設の見学を行い、スタッフの表情や利用者への接し方を自分の目で確認してください。見学時にチェックすべきポイントは以下の通りです。

  • スタッフ同士の会話や雰囲気は良いか
  • 利用者への声かけは丁寧か
  • 施設内は清潔に保たれているか
  • 新人研修の期間とOJTの有無

4. 処遇改善加算を取得している施設を選ぶ

処遇改善加算は、職員の給与を底上げするための国の制度です。加算を取得している施設は、そうでない施設と比べて月額数千〜数万円の差が出ることも。求人票の「手当」欄や面接時に確認しましょう。

5. 介護専門の転職サイト・エージェントを活用する

一般的な転職サイトよりも、介護専門の転職サービスの方が「未経験歓迎」「40代歓迎」の求人が充実しています。エージェントであれば、施設の内部情報(離職率・人間関係)まで教えてもらえるケースもあります。

よくある質問

Q

40代男性で無資格・未経験でも本当に採用されますか?

A

はい、採用されます。介護業界の有効求人倍率は3.97倍と深刻な人手不足が続いており、年齢・経験を問わない「人柄重視」の採用が主流です。ただし、初任者研修を事前に取得しておくと採用率は大幅にアップします。

Q

前職より年収が下がるのが不安です。どのくらい覚悟すべきですか?

A

無資格の初年度は年収292〜324万円程度が目安です。ただし資格取得により段階的にアップし、介護福祉士(3〜4年目で取得可能)になれば年収400〜440万円が見込めます。夜勤手当(1回約8,700〜12,900円)のある施設であれば月収をさらに上乗せできます。

Q

体力的にきつくないですか?腰を痛めるイメージがあります。

A

身体介助(移乗・入浴など)は確かに体力を使います。しかしボディメカニクス(身体の力学を利用した介助技術)を正しく学べば、力任せにならない方法で負担を軽減できます。また、リフトやスライディングボードなど福祉用具を導入している施設を選ぶのも有効です。デイサービスなど比較的軽介護の施設から始めるのも一つの手です。

Q

介護職に向いている男性の特徴はありますか?

A

「聞き上手な人」「相手の気持ちを想像できる人」は介護現場で評価されます。また、力仕事が得意な方は移乗介助で重宝されますし、DIY好きな方は施設の設備修繕でも活躍の場があります。完璧な適性がなくても、「人の役に立ちたい」という気持ちがあれば十分です。

Q

家族(妻子)がいますが、転職期間中の生活が心配です。

A

介護業界は人手不足のため、退職から入職までのブランクを最小限にできます。在職中に初任者研修を取得し(通信+通学のスクールなら働きながら可能)、資格を持った状態で転職活動すれば内定までのスピードも速いです。また、入職初月から夜勤手当で収入を確保する方法もあります。雇用保険の教育訓練給付金(受講料の20%給付)も活用しましょう。

まとめ

  • 介護職の有効求人倍率は3.97倍。40代未経験でも十分に採用される市場環境
  • 介護職員の平均年齢は46.7歳、40代以上が約70%を占める。同世代の多い職場
  • 無資格の初年度年収は約292〜324万円。介護福祉士取得後は400〜440万円まで上がる
  • 未経験のスタートには有料老人ホーム・デイサービスがおすすめ
  • 40歳から始めても定年まで25年間のキャリアを築ける。資格取得でステップアップ可能
  • 転職成功のカギは「初任者研修の事前取得」「職場見学」「前職経験のアピール」

40代は人生のちょうど折り返し地点。「遅すぎる」ということは決してありません。介護職は、あなたが40年間で培ってきた人間力・コミュニケーション力が最大限に活きる仕事です。

まずは情報収集から始めてみてください。介護職全体の年収データは介護職の年収・給料まとめで、未経験者向けの基本情報は介護職の未経験転職ガイドで詳しく解説しています。以下のサービスでは、業界に特化した無料の転職相談が可能です。

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ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

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