医療事務・受付の未経験求人で採用される5つのコツ|求人倍率2.0倍の実態【2026年版】

転職する
医療事務の有効求人倍率は2.0倍(2023年度)で、全職種平均の約1.23倍を大きく上回っています。資格がなくても応募でき、入れ替わりも多いため、未経験歓迎の求人が常に出ている職種です。「医療事務・受付は未経験だと難しいのでは?」と不安な方に向けて、この記事では採用される5つのコツ、未経験初年度の年収(270〜275万円が相場)、取っておくと有利な資格まで一挙に解説します。
医療事務・受付の仕事イメージ

本記事で紹介する転職先は非公開求人も多いため、業界特化の転職エージェントに登録しておくとスムーズです。

医療・介護の求人を探す
未経験OKの求人も多数
10万件以上から希望に合った職場を紹介
ジョブソエル

医療・介護・歯科の求人を網羅。
会員登録で非公開求人にもアクセス可能。

無料で求人を見てみる 30秒で完了・しつこい勧誘なし

医療事務・受付とはどんな仕事?業務内容を整理

医療事務・受付の仕事は、病院やクリニックの「顔」として患者さんを迎える重要なポジションです。大きく3つの業務に分かれます。

① 受付・窓口業務

患者さんから保険証・診察券を受け取り、問診票の記入案内や診察室への誘導を行います。電話応対・予約管理も受付スタッフの主な仕事です。クリニックでは特に「最初に話しかけてもらえる人」として、患者さんの不安を和らげる役割も担います。

② 会計・診療費の請求

診察後に診療費を計算し患者さんに請求します。保険証の種類(社会保険・国民健康保険・後期高齢者等)によって自己負担割合が異なるため、正確な計算と丁寧な説明が求められます。

③ レセプト業務(診療報酬請求)

毎月、保険者(健康保険組合等)に診療報酬を請求する書類(レセプト)を作成します。専門知識が必要なため、未経験入職直後はまず受付・会計からスタートし、徐々に習得するケースが一般的です。

病院とクリニックの業務の違い 大病院では受付・会計・クラーク・レセプトと分業制になることが多い一方、クリニックでは少人数でこれらを兼任します。未経験者には分業制が明確な病院のほうが研修体制が整っていることも多いです。

未経験歓迎求人が多い理由|求人倍率2.0倍の背景

医療事務の求人市場イメージ

なぜ医療事務・受付は未経験歓迎の求人がこれほど多いのでしょうか。その背景には、構造的な人材不足があります。

高齢化社会で医療需要が急増

日本では65歳以上の高齢者が総人口の約29%(2025年推計)を占め、通院者数は年々増加しています。医療機関の数も増え、事務スタッフの需要が急速に拡大しています。

医療事務の有効求人倍率:2.0倍(2023年度) 全職種平均の有効求人倍率(2025年で約1.23倍)と比べて、医療事務は圧倒的に求人が多い状態です。求人数が多くても応募者が少ない構造が続いています。

出典:ジョブメドレー「医療・介護・福祉職の有効求人倍率」(2025年取得)

入れ替わりが多い職種

医療事務・受付は、結婚・出産・配偶者の転勤などを機に離職するケースが多く、慢性的に新規採用が発生します。このため常時求人が出ており、未経験者でも採用されやすい環境が維持されています。

資格が必須ではないため間口が広い

医師・看護師と違い、医療事務には法的に必要な国家資格がありません。厚生労働省が運営する職業情報サイト(jobtag)でも「特に必要な免許・資格はない」と明記されており、意欲と基本的なコミュニケーション能力があれば応募できます。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「医療事務」(2025年取得)

非公開求人をチェック
未経験OKの求人も多数
10万件以上から希望に合った職場を紹介
ジョブソエル

医療・介護に特化した求人サイト。
無料登録で好条件の非公開求人も紹介。

無料で求人を見る 30秒で完了・しつこい勧誘なし

医療事務・受付の平均年収と待遇リアルデータ

「安定していそうだけど年収は低いの?」という疑問を持つ方は多いです。実際のデータを見てみましょう。

雇用形態・勤務先別の年収比較

勤務先・雇用形態 平均年収目安
個人経営クリニック(正社員) 約288万円
医療法人クリニック(正社員) 約325万円
民間病院・医療法人(正社員) 約370万円
公立病院(正社員) 約500万円
パート・アルバイト 時給1,000〜1,265円
未経験初年度(正社員平均) 約270〜275万円

出典:教えてグッピー「医療事務の年収はどれくらい?(令和6年最新データ)」(2025年取得)

未経験スタート時の給与イメージ

未経験・20代の初年度は月給20〜22万円前後(年収270〜275万円)が相場です。経験を積み、レセプト業務もこなせるようになると月給25万円〜に昇給するケースが多く見られます。資格手当(月3,000〜5,000円程度)が付く職場もあります。

年収を上げるポイント ①大規模病院・公立病院を狙う(正職員なら年収500万超も) ②資格取得で手当を加算する ③経験を積んでリーダー・主任クラスへステップアップする

未経験から採用される5つのコツ

未経験歓迎とはいえ、採用競争があることも事実。以下の5つを意識するだけで内定率が大きく変わります。

コツ①:接客・販売経験を積極的にアピールする

医療事務に応募する未経験者で最もよく評価されるのが「窓口・接客スキル」です。コンビニ・飲食・受付・コールセンターなど、人と対話した経験は全てアピールポイントになります。「患者さんに安心感を与えられる」と伝えましょう。

コツ②:Excelなどの基本的なPC操作スキルをアピール

医療事務では電子カルテや専用レセプトソフトを使います。ExcelやWordの基本操作ができることは「ITリテラシーがある」という証明になります。できれば事前にスキルアップしておくと更に有利です。

コツ③:資格取得でライバルと差をつける

採用は人物評価が中心ですが、民間資格を1つ持っていると「本気度」が伝わります。学習期間が短い「医療事務認定実務者」や「メディカルクラーク」を先に取得してから応募するのも効果的です(詳細はSection 5参照)。

コツ④:志望動機に「医療への関心」を盛り込む

「事務がやりたいだけ」と思われると落選しやすくなります。「患者さんの不安を受付で和らげたい」「医療チームの一員として地域に貢献したい」など、医療現場への関与を志望動機に含めることで説得力が増します。

コツ⑤:医療事務専門の転職サービスを活用する

一般的な求人サイトより、医療業界に特化した転職エージェントを使うほうが未経験向け求人の情報量が多く、面接対策も充実しています。ナースリーでも医療事務の求人紹介を行っています。

  • 接客・窓口経験を具体的なエピソードで語れる準備をする
  • ExcelとWordの基本操作を復習しておく
  • 資格を1つ取得or取得中であることを示す
  • 志望動機に「医療・患者へのコミット」を盛り込む
  • 医療特化の転職サービスで非公開求人にアクセスする
非公開求人をチェック
未経験OKの求人も多数
10万件以上から希望に合った職場を紹介
ジョブソエル

医療・介護に特化した求人サイト。
無料登録で好条件の非公開求人も紹介。

無料で求人を見る 30秒で完了・しつこい勧誘なし

取っておくと有利な資格3選

医療事務資格の学習イメージ

医療事務の資格は国家資格ではなく全て民間資格ですが、持っていると採用時・昇給時に有利です。未経験からでも取りやすい3つを紹介します。

資格名 主催団体 合格率 費用目安 難易度
医療事務認定実務者 全国医療福祉教育協会 約90%以上 通信講座4〜5万円 ★☆☆(易)
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) 日本医療教育財団 約70〜80% 通信講座4〜8万円 ★★☆(普通)
診療報酬請求事務能力認定試験 日本医療保険事務協会 約30〜40% 通信講座5〜10万円 ★★★(難)

出典:キャリカレ「医療事務資格試験情報ガイド|難易度・費用・合格率を比較」(2025年取得)

未経験者にはまず「医療事務認定実務者」がおすすめ

合格率90%以上で最も取得しやすく、転職活動と並行しながらでも無理なく目指せます。「診療報酬請求事務能力認定試験」は医療事務系の中で最難関ですが、取得すれば市場価値が大幅に上がります。経験を積んでから挑戦しましょう。

クリニックと病院どちらが未経験には向いている?

未経験で医療事務・受付に挑戦する場合、クリニックと病院のどちらを選ぶかで働き方が大きく変わります。

比較項目 クリニック 病院(中〜大規模)
業務範囲 受付・会計・レセプトを兼任 分業制(受付のみ等)
研修体制 OJT中心(スタッフ少なめ) 整備されていることが多い
残業・休日 土曜診療あり・残業少なめ シフト制・夜間対応あり
年収 288〜325万円(正社員) 370〜500万円(正社員)
未経験採用のしやすさ ◎(少人数で即戦力化しやすい) ○(研修あり・応募倍率高め)
未経験ならクリニックからのスタートが鉄板 小規模なクリニックは教育コストを惜しまずOJTで育てる姿勢があり、未経験でも採用されやすい傾向があります。年収より「まず実務経験を積む」ことを優先しましょう。経験を2〜3年積んでから病院に転職するルートが収入アップの王道です。

医療事務・受付に向いている人の特徴

採用担当者が重視するのは「スキル」より「人柄」です。以下の特徴が当てはまる方は医療事務・受付に向いています。

  • 人と接することが好き・接客に苦手意識がない
  • 細かい作業をコツコツ丁寧に取り組める
  • 患者さんの不安や気持ちに寄り添う気配りができる
  • 守秘義務を守れる責任感がある(患者情報は個人情報)
  • 新しいシステムや制度変更に対応できる向上心がある

逆に向いていない人の特徴

感情的になりやすい・イレギュラーな状況でパニックになりやすい・チームで動くことが苦手・口が軽い(個人情報の観点から致命的)といった方は、事前に意識して克服しておく必要があります。

よくある質問(FAQ)

Q 医療事務・受付は完全未経験でも応募できますか?
A はい、応募できます。医療事務には国家資格が存在せず、未経験・無資格OKの求人が全国に多数あります。ただし採用競争もあるため、接客経験のアピールや資格取得準備が選考で差をつけるポイントになります。
Q 医療事務の資格はどれを取ればいいですか?
A 未経験からスタートするなら、合格率90%以上の「医療事務認定実務者」が最もとっつきやすいです。経験を積んだ後は「診療報酬請求事務能力認定試験」に挑戦すると市場価値が大きく上がります。
Q 医療事務の未経験者の初年度年収はどのくらいですか?
A 正社員の場合、未経験初年度は月給20〜22万円・年収270〜275万円が相場です。クリニックより病院・大規模医療機関のほうが高めになる傾向があります。
Q クリニックと病院どちらで働くべきですか?
A 未経験者にはクリニックがおすすめです。少人数で業務全般を覚えられ、OJTで実務経験を素早く積めます。年収アップを狙うなら2〜3年の経験後に病院へのステップアップを検討しましょう。
Q 40代・50代でも医療事務に転職できますか?
A はい、できます。医療事務は年齢に関わらず「知識と人柄」が重視されるため、40代・50代での転職実績も多数あります。社会人経験から来るコミュニケーション能力・責任感は強みになります。資格取得でさらに採用率が上がります。

まとめ|医療事務・受付は未経験でも十分チャンスがある

  • 医療事務の有効求人倍率は2.0倍(2023年度)と高水準。未経験歓迎求人が豊富
  • 仕事内容は「受付・会計・レセプト」の3本柱。クリニックでは兼任、大病院では分業制
  • 未経験初年度の年収は270〜275万円が相場。経験と資格で350万円超も狙える
  • 採用のカギは接客経験・PC操作・志望動機の医療への関与・資格取得の5つ
  • まずは「医療事務認定実務者」から取得→クリニックで経験→病院へのステップアップが王道

医療事務・受付は資格必須ではなく、未経験でも人柄と意欲があれば採用されやすい職種です。求人倍率2倍という数字が示すように、今は応募者にとってチャンスの時期。まずは求人情報をチェックし、並行して資格学習を始めてみましょう。以下のサービスでは、業界に特化した無料の転職相談が可能です。

非公開求人をチェック
未経験OKの求人も多数
10万件以上から希望に合った職場を紹介
ジョブソエル

医療・介護に特化した求人サイト。
無料登録で好条件の非公開求人も紹介。

無料で求人を見る 30秒で完了・しつこい勧誘なし
ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました