医療事務の志望動機【例文12選】未経験転職で採用される書き方を徹底解説【2026年版】

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「未経験なのに志望動機で何を書けばいいのか全く分からない…」医療事務への転職を考えたとき、多くの方がこの壁にぶつかります。

実は、医療事務の就業者の50%が「実務経験は特に必要ない」と回答しており、未経験でも採用されている人は多数います。有効求人倍率も約2倍と高水準で、今は未経験転職の大きなチャンスです。

この記事では、採用担当者に刺さる志望動機の書き方5つのポイントと、シーン別・職場別の例文12選を徹底解説します。NG例も併せて紹介するので、読み終わる頃には志望動機の不安が解消されているはずです。

医療事務の転職活動で志望動機を書いている様子

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1. 未経験から医療事務への転職は今がチャンス

医療事務は「資格不要・未経験歓迎」が当たり前

医療事務は、国家資格が必須ではないため、未経験・無資格でも応募できる求人が多数存在します。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によれば、医療事務の就業者の半数が「特別な実務経験は不要」と感じており、事務経験や接客経験があれば十分にアピールできます。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「医療事務」

有効求人倍率2倍超——売り手市場が続く

医療事務の有効求人倍率は約2倍(2025年時点)。全職種平均1.06倍を大きく上回る水準で、採用ニーズが非常に高い状況が続いています。高齢化に伴う医療需要拡大や、電子カルテ普及による事務処理の増加が背景にあります。

出典:クイックの採用サロン「医療事務の採用を成功させるIndeed活用術」

平均年収・給与の実態

雇用形態 平均年収・給与 備考
正社員(全体平均) 約317万円 求人ボックス調べ(2025年)
正社員(一般病院) 約422万円 厚労省 令和6年賃金構造基本統計調査
正社員(一般診療所) 約319万円 同上
パート・アルバイト 時給1,150〜1,265円 ジョブメドレー調べ(2025年)

出典:求人ボックス「医療事務の仕事の平均年収・給料ナビ」(2025年)

2. 採用される志望動機の書き方5つのポイント

医療事務の受付業務をする日本人女性スタッフ

ポイント①:「なぜ医療業界なのか」を具体的に語る

採用担当者が最初に確認するのは「なぜ他の事務職ではなく、医療事務なのか」という点です。「人の役に立ちたい」だけでは不十分。過去に通院した体験、家族の入院エピソード、地域医療への関心など、自分だけのリアルな動機を1〜2文で明示しましょう。

ポイント②:「なぜ医療事務(事務職)なのか」を医師・看護師と区別して伝える

「患者さんを助けたい」という表現は医師や看護師の志望動機と区別がつきません。「医師や看護師を事務面からサポートすることで、間接的に患者さんに貢献したい」「正確な診療報酬請求で病院経営を支えたい」など、事務職ならではの貢献価値を言語化することが重要です。

ポイント③:「なぜこの医療機関なのか」を調べて書く

病院・クリニック・調剤薬局など、応募先の診療方針・理念・地域貢献の取り組みを必ずリサーチして志望動機に織り込みましょう。「家から近いから」「残業が少なそうだから」といった待遇面を前面に出すと、採用担当者の印象を大きく損ないます。

⚠️ 注意:「家が近い」「待遇が良い」「残業が少ない」のみを志望理由にするのは厳禁。待遇は最後に一言触れる程度に留めましょう。

ポイント④:前職の経験・スキルを医療事務に紐づける

接客・受付・電話対応・パソコン作業・数値管理——これらの経験はすべて医療事務に直結するスキルです。「前職でXXXの業務をしていた経験から、受付業務や会計補助にも迅速に対応できると考えています」という形で、具体的な業務名と紐づけた転用表現を必ず入れましょう。

ポイント⑤:長く働く意志・継続意欲を示す

未経験採用でもっとも懸念されるのは「すぐに辞めてしまわないか」という点です。「資格取得に向けて勉強中」「医療事務を長期的なキャリアにしたい」など、継続意欲と成長意欲を同時に伝える一文を必ず加えましょう。

3. シーン別・例文12選

例文①:接客・販売経験からの転職

「前職では小売業の販売スタッフとして5年間、日々多くのお客様と接してきました。患者さんが不安を感じやすい医療の現場だからこそ、笑顔と丁寧な言葉遣いで安心感を提供できると考え、医療事務を志望しました。貴院は地域に根ざした内科・小児科クリニックとして患者さん一人ひとりを大切にされていると伺い、私の接客経験を活かして患者様の最初の窓口として貢献したいと考えています。現在、医療事務技能審査試験の取得に向けて学習中です。」

例文②:一般事務・OA経験からの転職

「前職では5年間、営業事務として請求書作成・データ入力・電話対応を担当してきました。正確な数値処理と迅速な対応が求められる点で、診療報酬請求業務と共通すると感じ、医療事務への転職を決意しました。数字の正確さとコミュニケーション能力を活かし、診療が円滑に進む環境づくりに貢献できると考えています。将来的には診療報酬請求事務能力認定試験の取得を目指し、専門性を高めていきたいと思います。」

例文③:飲食・ホスピタリティ経験からの転職

「飲食店でのホールスタッフとして3年間、お客様の立場に立ったサービスを大切にしてきました。母の入院体験を通じて、医療事務スタッフが患者さんや家族に与える安心感の大きさを実感し、自分もその役割を担いたいと思うようになりました。笑顔での対応と迅速な電話対応を強みに、患者様が安心して受診できる環境をつくることに貢献したいと考えています。」

例文④:完全異業種・スキルよりも意欲アピール型

「前職は製造業でしたが、高齢の父が通院するたびに医療事務スタッフの方の丁寧な対応に感動し、自分もこの仕事に就きたいと強く思うようになりました。未経験のため即戦力にはなれませんが、現在メディカルクラーク®の取得に向けて学習を進めており、入職後も継続的に知識を積み上げていく意欲があります。まずは受付業務から着実に習得し、いずれはレセプト業務も担える人材を目指します。」

例文⑤:子育て後の再就職(未経験)

「育児のため8年間離職しておりましたが、子どもたちが独立したのを機に再就職を希望しております。育児中に家族の通院サポートを続けた経験から医療の現場への関心が高まり、医療事務を志望しました。ブランク期間中もPCスキルを維持してきており、パート勤務から始め、段階的に業務を習得したいと考えています。長く安心して働ける地域のクリニックで、患者様の役に立ちたいと思っています。」

例文⑥:20代・第二新卒型(未経験)

「新卒で入社した会社では1年間営業アシスタントを経験しましたが、より専門性を深められる医療分野で長く働きたいという思いから転職を決意しました。医療事務は未経験ですが、コミュニケーション力と事務処理能力を活かして貢献できると考えています。現在、診療報酬請求に関する基礎知識を独学で学習中であり、入職後は資格取得も視野に入れてスキルアップを続けたいと思います。」

例文⑦:病院規模が大きい場合の志望動機

「大学病院は多様な診療科と専門スタッフが連携する高度な医療環境であり、幅広い業務を経験できると考えて志望しました。前職の金融機関での窓口業務を通じて培った、正確な書類処理と対人対応のスキルを活かしつつ、大病院ならではのチームワークの中で成長したいと考えています。将来は診療報酬請求事務能力認定試験を取得し、貴院の医療クラーク業務を担える専門人材を目指します。」

例文⑧:クリニック(個人院)向けの志望動機

「地域の患者さんが気軽に通える、アットホームな診療スタイルの貴院に魅力を感じて志望しました。前職のコールセンターで身につけた丁寧な電話対応と、患者さんの不安を和らげるコミュニケーションを活かして、受付から会計まで幅広くサポートしたいと考えています。スタッフ数が少ない環境だからこそ、一人ひとりが責任感を持って幅広い業務をこなす重要性を理解しており、積極的に業務を習得する意欲があります。」

例文⑨:40代・ミドル層の転職(未経験)

「長年の製薬会社での営業経験を通じて、医療機関や患者さんの生活を支えることへの関心が高まり、今回医療事務への転職を決意しました。医薬品の適切な使用に関する知識と、病院・クリニックとの折衝経験を活かし、医師・薬剤師との連携もスムーズに行えると考えています。40代ならではの落ち着きと粘り強さを武器に、長期にわたって貢献できる人材として働きたいと思っています。」

例文⑩:調剤薬局の医療事務向け

「調剤薬局の医療事務は、患者さんにとって病院受診後の最後の接点として重要な役割を担うと考え、志望しました。前職の小売業での接客経験を活かし、薬剤師のサポートを行いながら患者さんに寄り添った対応をしたいと思っています。保険請求の知識習得に向けてユーキャンの医療事務講座を受講中であり、早期に即戦力となれるよう努力しています。」

例文⑪:医療法人グループ(複数院)への志望動機

「複数の診療科を持つ医療法人グループで、幅広い業務経験を積みながら長期的にキャリアを形成したいと考え、貴法人を志望しました。前職の金融機関での5年間で、正確な数値処理と個人情報管理の厳格さを身につけており、診療報酬請求業務にも活かせると考えています。キャリアパスが明確な組織のなかで専門性を高め、将来はチームリーダーとして後輩スタッフの育成にも携わりたいと思っています。」

例文⑫:完全無職期間があるケース(正直アピール型)

「前職退職後の1年間は家族の介護に専念しておりましたが、この期間に病院への付き添いを重ねるなかで医療事務スタッフの大切な役割を間近で感じ、自分もこの仕事に就きたいという思いが確固たるものになりました。現在は医療事務の資格取得に向けた講座を修了しており、学んだ知識をすぐに現場で活かす準備が整っています。採用いただければ、長期にわたって貴院に貢献できるよう全力で取り組む所存です。」

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4. 避けるべきNG例と改善パターン

NGパターン 問題点 改善のポイント
「家から近いから選びました」 待遇・利便性重視で志望度が伝わらない 「地域医療に貢献したい」など志望理由と組み合わせる
「残業が少なく、土日休みで魅力的でした」 条件面しか見ていない印象を与える 働き方は最後に一文添える程度に留める
「患者さんを助けたい一心です」 医師・看護師の志望動機と区別がつかない 「事務面から支える」という具体的役割を明記
「特に理由はなく何となく医療に興味があります」 熱意・志望度が全く伝わらない 個人的なエピソードを必ず1つ盛り込む
ネットの例文をそのまま貼り付ける 採用担当者に即バレする。個性ゼロ 必ず自分のエピソードに置き換える

💡 基本の型:「きっかけ(Why医療)→ なぜ医療事務(Why事務)→ なぜここ(Why御院)→ 何を活かせるか(強み)→ 継続意欲(長期貢献)」の5ステップで組み立てると、論理的で説得力ある志望動機が完成します。

5. 未経験でも使える「強みの見つけ方」

医療事務のスタッフが患者に笑顔で対応している実写風画像

医療事務で活きるスキルマップ

「特にアピールできるものがない…」と感じる方も、以下のスキルマップで自分の強みを棚卸ししてみましょう。

  • 接客・受付経験 → 患者対応・受付業務に直結
  • 電話対応・コールセンター経験 → 予約対応・問い合わせ処理に活用
  • データ入力・表計算(Excel/Word) → カルテ入力・診療報酬計算に対応
  • 請求書作成・経理補助経験 → レセプト業務の基礎として活用
  • 介護・育児の経験 → 患者心理の理解、共感力として評価
  • 外国語スキル(英語・中国語等) → 外国人患者対応で差別化

「未経験」を強みに変える伝え方

未経験であることは「固定観念がない」「素直に学べる」というポジティブな要素にもなります。「これまでの経験は医療事務とは異なりますが、吸収スピードには自信があります。入職後3ヶ月で基本業務を習得し、6ヶ月以内に資格取得を目指します」のように、具体的な習得スケジュールを示すことで採用担当者の不安を払拭できます。

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6. 資格取得で志望動機を強化する

未経験でも狙える主要資格3選

資格名 難易度 合格率 学習期間目安 特徴
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®) ★★☆☆☆ 約80% 2〜4ヶ月 累計163万人超が受験。実績ある主要資格
診療報酬請求事務能力認定試験 ★★★★☆ 約30〜40% 6〜12ヶ月 厚労省認定の最難関。医療機関での評価が最高
医療事務管理士(JSMA) ★★☆☆☆ 90%以上 1〜3ヶ月 合格率が高く、初心者が最初に取るのにおすすめ

出典:コメディカルドットコム「医療事務の資格おすすめ5選(2026年最新)」

資格と志望動機の組み合わせ例

「現在、医療事務技能審査試験の取得に向けて学習しており、4月の試験受験を予定しています。入職までに基礎的な診療報酬の知識を身につけ、早期に現場で活躍できるよう準備を進めています。」

→ 試験日・受験予定を明記することで、採用担当者に「本気度」が伝わります。

転職活動と並行して資格学習を進めることで、「採用後に成長してくれそう」という採用担当者の期待感を引き出せます。すでに学習中であることは、たとえ未取得でも積極的に志望動機に盛り込みましょう。

7. よくある質問

Q 医療事務の志望動機に文字数の目安はありますか?
A 履歴書の場合は200〜300文字、職務経歴書の場合は400〜500文字が目安です。短すぎると熱意が伝わらず、長すぎると採用担当者が読み飛ばします。「きっかけ→なぜ医療事務→なぜここ→強み→継続意欲」の5構成を軸に、必要な要素を詰め込みすぎないようにしましょう。
Q 未経験なのに「即戦力」として貢献できると書いてよいですか?
A 過大なアピールは逆効果になる場合があります。「前職の接客経験を活かして受付業務から貢献できる」「入職後3ヶ月で基本業務を習得する」など、具体的で現実的な表現に留めることをおすすめします。謙虚さと意欲のバランスが重要です。
Q ブランク(空白期間)がある場合、志望動機でどう触れればよいですか?
A 育児・介護・療養など正当な理由であれば正直に伝えましょう。「ブランク中に家族の通院サポートを通じて医療の現場を身近に感じた」など、ブランクが逆に動機につながるエピソードに変換できれば理想的です。隠すより前向きに開示する方が採用担当者への信頼度が上がります。
Q 病院とクリニックで志望動機の書き方を変えるべきですか?
A はい、変えることを強くおすすめします。病院規模が大きい場合は「幅広いキャリア形成・チームワーク・専門性追求」をアピール。クリニックは「アットホームな環境・地域密着・一人ひとりとの関係性」を重視した表現にするとマッチ度が高まります。
Q 資格なし・無資格でも採用してもらえますか?
A 採用されます。医療事務に国家資格は不要であり、多くの医療機関が「未経験・無資格歓迎」の求人を出しています。資格がない場合は「現在取得に向けて学習中」または「入職後に取得を目指す」という姿勢を明示することが大切です。

8. まとめ:未経験でも「採用される志望動機」は作れる

  • 医療事務は有効求人倍率約2倍・未経験歓迎求人が豊富で転職チャンスが高い
  • 志望動機の5構成「きっかけ→なぜ医療事務→なぜここ→強み→継続意欲」で論理的に組み立てる
  • 「患者さんを助けたい」だけでは不十分——事務職ならではの貢献価値を明示する
  • 前職の接客・事務・PC経験はすべて医療事務に活かせるスキルとしてアピール可能
  • 資格学習中であることを志望動機に盛り込むと採用担当者の評価が大きく上がる
  • 病院・クリニック・調剤薬局それぞれの特性に合わせた表現にカスタマイズする

未経験転職での志望動機の最大の武器は「自分だけのリアルなエピソード」です。12の例文を参考にしながら、あなた自身の言葉に置き換えて完成させてください。また、転職活動を効率よく進めるためには、医療事務専門の転職サービスを活用するのも有効です。以下のサービスでは、業界に特化した無料の転職相談が可能です。

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ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

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