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介護職 辞めたい 20代の離職率20.4%|資格・異業種・同業他社の3択比較【2026年版】

悩みを解消する
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介護職の20代が進路を考えているシーン

「まだ20代なのに、介護の仕事をこのまま続けていいのか分からない」。そう感じて「介護職 辞めたい 20代」と検索したあなたは、決して少数派ではありません。介護労働安定センターの令和5年度調査では、29歳以下の離職率は20.4%で、全年齢平均の13.1%を大きく上回っています。

ただ、20代の「辞めたい」は、辞める以外にも選択肢があります。この記事では、資格を取って同業で上がる/異業種へ出る/同業他社・施設形態を変えるの3択を、年収・期間・費用・リスクで比べます。退職の伝え方に困っている人向けに、退職代行4社の料金と使い分けも載せています。

20代の介護職が辞めたいと感じる理由と数字

まず、辞めたいと感じるのが「自分だけではない」ことを数字で確認します。介護労働安定センターの令和5年度(2023年度)調査では、訪問介護員と介護職員を合わせた離職率は全体で13.1%でした。年齢層別に見ると、29歳以下は離職率20.4%で、他の年齢層より高くなっています。

年齢層採用率離職率
29歳以下32.1%20.4%
30〜39歳15.1%12.7%
40〜49歳14.3%11.8%
50〜59歳13.5%11.3%

出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度 介護労働実態調査 結果の概要」(2024年7月公表)。訪問介護員・介護職員の2職種計

29歳以下は採用率も32.1%と高く、「入る人も多いが、辞める人も多い」層です。採用率が離職率を上回る(人が増える)のは59歳以下のすべての層ですが、29歳以下では採用が離職を11.7ポイント上回っています。つまり20代は、介護業界の中で最も人が動く年代です。

20代が辞めたくなる理由として、現場でよく出るのは次の4つです。なお、この4つは調査の順位ではなく、当サイトで整理した典型パターンです。

  • 給与が上がる見通しが立たない(資格がないと昇給が小さい)
  • 夜勤・早番遅番で生活リズムが崩れ、友人や恋人と時間が合わない
  • 人間関係や、利用者・家族対応で精神的に消耗する
  • 「このまま続けて何者かになれるのか」というキャリアの不安

1年目の悩みは介護職の新人が辞めたい理由と対処法、未経験で入った人の悩みは介護職 未経験で辞めたいときの判断軸で詳しく扱っています。この記事は、2〜3年やって「次に何をするか」を考える20代向けです。

資格の勉強をしながら進路を考える20代の介護職員

状況別フローチャート|今すぐ辞める?資格を取る?

5つの質問に答えると、今のあなたに合う動き方が分かります。

Q1. パワハラ・賃金未払い・違法な長時間労働など、職場に明らかな問題がありますか?
問題は職場側にあります。証拠(メモ・シフト・給与明細)を残したうえで、早めに退職の手続きへ。自分で言い出せないなら退職代行も選択肢です。
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Q2. 介護の仕事そのもの(利用者のケア)は嫌いではありませんか?
仕事は嫌いでなく、職場や条件が合わないタイプです。同業他社・施設形態の変更か、資格を取って上がる道が合います。
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Q3. 介護の実務経験は3年未満で、実務者研修は未修了ですか?
今のうちに実務者研修を取っておくと、辞めても辞めなくても武器になります。働きながら通信で取る道が現実的です。
次の質問へ
Q4. 介護以外でやってみたい職種が1つでも具体的に浮かびますか?
異業種を本命にして、第二新卒枠の求人で情報収集を。介護の経験が活きる職種から当たるのが安全です。
まず同業他社・施設形態の変更で環境だけ変え、異業種は1年後に再検討するのが無難です。
Q5. 上司に退職の意思を直接伝えられそうですか?
通常の退職手続きで進めましょう。民法上は退職の申し出から2週間で雇用契約は終了します(期間の定めがない場合)。
退職代行の利用が最も安全です。下のカードから状況に合うサービスを選んでください。
診断結果:退職の伝え方に不安があるなら、下の4サービスから選べます。

辞める前に比べる3択|資格・異業種・同業他社

20代の「辞めたい」は、辞めて何をするかで結果が大きく変わります。まず3択を同じ物差しで並べます。

比べる点① 資格を取って同業で上がる② 異業種へ出る③ 同業他社・施設形態を変える
収入の見通し無資格と介護福祉士の平均月収差は約5.9万円最初は下がることもある(職種による)施設の手当や加算で差が出る
かかる期間実務者研修4〜6か月、介護福祉士は実務経験3年+試験転職活動2〜3か月が目安転職活動1〜2か月が目安
費用実務者研修で数万〜十数万円ほぼ不要(学び直しは別)ほぼ不要
主なリスク資格を取っても職場が変わらなければ不満は残る経験が評価されない職種だと年収が下がる職場の当たり外れが大きい
向く人介護は続けたい・収入を上げたい介護以外にやりたいことがある仕事は好きだが今の職場が合わない

「期間」の欄のうち、実務者研修の期間は民間スクールの掲載例、転職活動の期間は一般的な目安であり、公的統計の数字ではありません。

① 資格を取って同業で上がる

最も数字で効果が見えるのが資格です。厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」の資格別の平均月収(額面)は、介護福祉士が350,050円、実務者研修修了者が327,260円、初任者研修修了者が324,830円、無資格が290,620円でした。

保有資格平均月収(額面)無資格との差
介護福祉士350,050円+59,430円
実務者研修修了者327,260円+36,640円
初任者研修修了者324,830円+34,210円
無資格290,620円―

出典:ユーキャン「介護福祉士の給料」(厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」の資格別平均月収を引用)

この差は、勤続年数や役職の違いも含んだ平均です。資格を取った瞬間にこの額が上乗せされるわけではない点には注意してください。それでも、資格が処遇の入口になっていることは読み取れます。資格手当の相場は介護福祉士の資格手当の相場、年収を上げる全体像は介護職の年収を上げる方法にまとめています。

介護福祉士の受験資格は、実務経験3年以上(1,095日以上、実働日数540日以上)と実務者研修の修了です。20代なら、今の職場で辞める前に実務者研修だけでも済ませておくと、どの道を選んでも履歴書に書けます。

出典:ユーキャン「介護福祉士国家試験の受験資格」

国家試験の合格率は、第37回(2025年)で受験者75,387人、合格者58,992人、78.3%でした。

出典:厚生労働省「第37回介護福祉士国家試験合格発表」

② 異業種へ出る

異業種を選ぶ20代にとって、最大の壁は「介護の経験がどこで評価されるか」です。介護で身につく力は、傾聴・観察・急変時の判断・チームでの引き継ぎです。これらは営業や接客、事務、医療・福祉の周辺職種で通用しやすい一方、まったく別の技術職では未経験扱いになります。

異業種への転職は、最初の年収が下がる可能性を見込んでおく必要があります。職種別の20代の年収は、この記事では公的統計で確認できた数字がないため載せていません。候補の職種が決まったら、その職種の求人票の給与欄を5件ほど見て、月給と賞与の相場を自分で確かめてください。40代向けの内容ですが、介護職の異業種転職の職種の見方も参考になります。

③ 同業他社・施設形態を変える

人間関係や夜勤負担が主な不満なら、介護をやめずに環境だけ変える手があります。特別養護老人ホーム(夜勤あり)からデイサービス(日勤のみ)へ、小規模施設から処遇改善に力を入れる法人へ、といった動きです。介護職員等処遇改善加算を取得している事業所の常勤介護職員の平均給与額は、令和6年9月で338,200円と、前年から13,960円上がっています。

出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果のポイント」

加算の取得は施設の約95%に広がっていますが、給与への反映のしかたは法人ごとに異なります。求人を見るときは、給与欄の中に処遇改善手当が含まれているか、夜勤手当の金額、資格手当の金額の3点を確認してください。転職先の候補は介護職を辞めたい人の転職先で整理しています。

実質コストシミュレーション|資格を取るといくら変わるか

3択のうち、数字で比べやすい「資格」と「退職代行を使って辞める」の2つを試算します。金額は平均値と掲載例からの目安で、あなたの実際の手取りとは異なります。

ケースA:働きながら実務者研修を取る場合

費用と回収の目安(無資格→実務者研修)

実務者研修の受講費(民間スクール掲載例)約65,000〜130,000円
受講期間(所持資格・実務経験で変わる)約4〜6か月
無資格と実務者研修修了者の平均月収差+36,640円/月
差額を年換算(勤続の差を含む平均)約44万円/年

平均値の差をそのまま受け取れるわけではありませんが、研修費が10万円前後なら、差額の一部でも反映されれば短期間で回収できる計算です。自治体や勤務先に受講費の助成制度があることもあるため、申し込み前に職場と自治体の窓口で確認しましょう。受講費は民間スクールの掲載例(2026年10月確認)で、スクールや所持資格によって異なります。

ケースB:退職代行を使って今すぐ辞める場合

費用内訳(退職代行JOBS利用の場合)

退職代行サービス料金27,000円
退職日までの給与・有給消化分残日数により変動
自己都合退職の失業給付の給付制限原則1か月(2025年4月以降)
実質負担(代行費用のみ)27,000円

自己都合で辞めた場合の失業給付は、2025年4月以降の離職では待期期間のあとの給付制限が原則1か月になりました。ただし、5年以内に自己都合退職が2回以上ある場合は3か月になる例外があります。給付の額や日数は雇用保険の加入期間などで変わるため、ハローワークで確認してください。

20代は勤続が短く、失業給付の日数も短くなりやすい年代です。「辞めてから考える」場合は、貯金が生活費の3か月分あるかを先に確かめてください。次の職場が決まってから退職日を決めるのが、最も費用が小さい進め方です。

転職の書類を確認する20代の介護職員

第二新卒の求人市場|介護経験はどう評価されるか

第二新卒の定義は法律で決まっておらず、企業や転職サイトで幅があります。学情の2024年の調査は、社会人経験3年未満を「第二新卒」、3年以上を「ヤングキャリア」と分けて集計しています。つまり、介護職として1〜2年目なら第二新卒、3年以上なら「経験を積んだ若手」として見られるのが一般的です。

出典:学情「第二新卒・ヤングキャリアの転職意識調査」(2024年9月)

求人の見方は、次の3点を押さえると外しません。

  • 未経験可の求人:職種の経験は問われない分、前職でどんな力を使ったかを聞かれます。介護経験は「人と向き合う仕事を続けた実績」として語れます
  • ポテンシャル採用:入社後の成長を見込む採用です。短期離職への懸念があるため、辞める理由を前向きな言葉で説明できることが前提になります
  • 同業(介護)の求人:実務経験は強みです。資格の有無と夜勤の可否で、提示される給与の幅が決まります

企業側が気にするのは、短期間で辞めた理由です。マイナビエージェントも、短期離職の理由の説明が重要だと解説しています。「人間関係が嫌で」ではなく、「何を学び、次に何をしたいか」を1文で言える状態にしておくと、介護経験はマイナスになりにくくなります。

出典:マイナビエージェント「第二新卒とは」

面接で聞かれやすいことは介護職の転職面接の質問、志望動機の書き方は介護職の志望動機の例文で整理しています。

職場の引き留めトーク対抗マニュアル

20代は「まだ若いから」「これからが大事」と引き留められやすい年代です。言われやすい文句と、冷静な返し方をまとめました。

よくある引き留め文句認識と返答例
「今辞めたら利用者さんが困る」人員配置は施設側の責任です。「ご迷惑をおかけしますが、退職の意思は変わりません」と伝えます。
「もう少しで介護福祉士が取れるのに」資格は転職先でも取れます。「次の職場で続けます」と答えれば足ります。
「若いうちは我慢も大事」議論に乗らず、「決めたことです」と短く返します。
「次の人が決まるまで待って」期間の定めのない雇用なら、民法上は申し出から2週間で退職できます。就業規則の1か月前申告は協力のお願いにとどまります。
「研修費を返してもらう」返還規定が就業規則にない限り、支払い義務は原則ありません。心配なら退職代行や労働相談窓口に確認を。

引き留めが強くて話が進まないときは介護職の退職の引き止め対処法を、すぐに辞めたいときは介護職の退職代行・即日対応を参考にしてください。

退職代行LINEテンプレ|今日の昼休みに送れる文章

退職代行に最初に送るLINEの例です。コピーして、〇の部分だけ書き換えれば送れます。

退職代行JOBSへの初回LINEメッセージ例

はじめまして。退職代行について相談したいです。

現在、介護施設(特別養護老人ホーム)で介護職員として勤務しており、勤続は〇年です。年齢は20代です。
職場の人間関係や夜勤の負担が続いており、退職を希望しています。
上司に直接伝えるのが難しいため、退職代行を利用したいと考えています。

・雇用形態:正社員
・残りの有給日数:〇日
・転職先:決まっていない/決まっている
・希望退職日:〇月〇日ごろ

料金と手続きの流れを教えていただけますか。よろしくお願いします。

転職先がまだ決まっていないと伝えても問題ありません。次の仕事を探す時期と退職日の組み合わせも相談できます。

辞める前にやる順番|転職ロードマップ

20代は、辞めるタイミングの前にできることが多い年代です。次の順番で進めると、辞めた後に後悔しにくくなります。

1
辞めたい理由を「職場」と「仕事」に分ける

夜勤・人間関係・給与など職場の問題か、介護そのものが合わないのかを書き出します。ここが3択の分かれ道です。

2
実務経験の日数と資格の状況を確認する

介護福祉士の受験に必要な実務経験(1,095日以上・実働540日以上)と、実務者研修の修了の有無を確認します。

3
在職中に実務者研修を始める

通信で4〜6か月が目安です。受講費の助成があるかを職場と自治体に確認します。

4
求人を5〜10件ほど比べる

同業は給与に含まれる手当と夜勤回数を、異業種は未経験可の第二新卒枠を中心に見ます。

5
内定後に退職を伝え、退職日を決める

通常の退職なら申し出から2週間〜1か月が目安です。言い出せないときは退職代行を使います。

6
退職後の手続きを済ませる

離職票、健康保険、年金の切り替え、失業給付の申請をハローワークで進めます。

介護の経験が浅いうちに別の介護の道へ移る場合の考え方は、介護職の未経験転職も参考になります。

よくある質問(FAQ)

Q介護職を20代で辞めるのは早すぎますか?
A早すぎることはありません。介護労働安定センターの令和5年度調査では、29歳以下の離職率は20.4%で、辞める人は珍しくありません。ただし、辞める理由を整理し、次の行き先を決めてから動くほうが、収入や転職の面で有利になります。
Q介護職は第二新卒として転職できますか?
A社会人経験3年未満であれば、第二新卒の枠で応募できる求人があります。介護経験は、人と向き合う力や夜勤を含む勤務を続けた実績として説明できます。短期間で辞めた理由を前向きに説明できるように準備してください。
Q資格を取ってから辞めるのと、先に辞めるのはどちらが良いですか?
A介護を続けるなら、在職中に実務者研修を済ませてから動く形が費用面で有利です。心身の限界が近い、職場に明らかな問題があるといった場合は、先に辞めて休むことを優先してください。
Q辞めたら失業給付はすぐにもらえますか?
A自己都合退職の場合、待期期間のあとに給付制限があります。2025年4月以降の離職では、給付制限は原則1か月です。5年以内に自己都合退職が2回以上あると3か月になる例外があります。詳細はハローワークで確認してください。
Q退職代行を使うと、転職で不利になりますか?
A退職代行を使ったことは、転職先に伝わる仕組みではありません。ただし、退職の経緯を面接で聞かれたときに、事実を前向きな言葉で説明できるようにしておいてください。

まとめ

  • 29歳以下の離職率は20.4%(令和5年度)で、20代が辞めたいと感じるのは珍しくない
  • 選択肢は「資格を取って同業で上がる」「異業種へ出る」「同業他社・施設形態を変える」の3つ
  • 資格別の平均月収は、無資格290,620円に対し介護福祉士350,050円(令和6年度)
  • 実務者研修は4〜6か月・数万〜十数万円が目安。在職中に済ませておくと選択肢が増える
  • 第二新卒(社会人経験3年未満)は、辞める理由を前向きに説明できることが評価の前提
  • 辞める順番は、理由を整理→資格→求人比較→内定後に退職。言い出せないときは退職代行を使う

20代の「辞めたい」は、方向を決める材料でもあります。環境を変えるだけで続けられるのか、別の道へ出るのかを、数字で比べてから決めてください。職場に言い出せない場合は、下の4サービスから無料で相談できます。

ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

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