子育て中の看護師がパートに転職して両立を叶える方法|働きやすい職場5選【2026年版】

転職ガイド

【2026年最新】子育て中の看護師がパートに転職して両立を叶える方法|働きやすい職場5選

子育てしながら働く看護師

「子どもが生まれてから夜勤がきつくなった」「病棟の長時間勤務を続けながら育児は限界」——こうした悩みを抱えて転職を検討している看護師は少なくありません。

日本看護協会の調査によると、看護職員の退職理由として「出産・育児のため」が最多でした。子育てとの両立に悩んで一度現場を離れたり、パートへの転換を検討する看護師が多いことがデータからも読み取れます。

この記事では、子育て中の看護師がパートに転職して仕事と育児を両立する方法を、使える制度・向いている職場・転職のコツまで網羅的に解説します。

本記事で紹介する転職先は非公開求人も多いため、業界特化の転職エージェントに登録しておくとスムーズです。

医療・介護の求人を探す
看護師の求人10万件以上から検索
スカウト機能で非公開求人にもアクセス
ジョブソエル

医療・介護・歯科の求人を網羅。
会員登録で非公開求人にもアクセス可能。

無料で求人を見てみる 30秒で完了・しつこい勧誘なし

子育て中の看護師がパートを選ぶ理由

なぜ多くの看護師が子育てを機にパートや非常勤への転換を検討するのでしょうか。背景にはいくつかの構造的な問題があります。

病棟勤務と育児の時間的ミスマッチ

一般的な病棟看護師の勤務は、日勤・準夜勤・深夜勤の三交代制か、日勤・夜勤の二交代制です。二交代制の夜勤は16時間拘束が標準で、月4〜5回の夜勤をこなしながら育児をするのは体力的に非常に過酷です。

特に問題になるのが「夜勤中の子どものこと」です。パートナーが不在の家庭や、実家のサポートが得られない場合、夜間の子どもの預け先確保が難しく、夜勤を続けることが実質不可能になるケースも多いです。

統計で見る子育てと看護師の離職

ビズヒッツの調査(2024年)によると、看護師の転職理由で「子育て」を挙げる人が一定数おり、特に30代女性の離職率が他の年代より高い傾向があります。

日本看護協会の就業状況調査では、25歳未満では96.0%が看護職として就業している一方、30代では離職中の割合が高くなるというデータが示されています。これは出産・育児期と重なる時期です。

出典:日本看護協会「2023年 病院看護実態調査」

有効求人倍率2.51倍:売り手市場だから転職しやすい

2025年12月、日本看護協会の集計によると看護師の求人倍率は2.51倍と10年ぶりの高水準となっています。子育て中でパート希望であっても、看護師資格を持っていれば求人の選択肢は豊富です。

出典:労働政策研究・研修機構「ナースセンターの看護師の求人倍率が2.51倍で10年ぶりの高水準」(2025年12月)

使える制度:時短勤務・夜勤免除・育休

「すぐに転職しなくても、今の職場で制度を使えないか」と考える人もいるでしょう。まず知っておくべき法律上の制度を整理します。

時短勤務で働く看護師

時短勤務制度(育児・介護休業法)

育児・介護休業法により、3歳未満の子を養育する労働者に対して、1日6時間の短時間勤務制度を設けることが事業主に義務付けられています。常勤で1日8時間勤務なら2時間短縮できます。

2025年改正(施行済み)
2025年10月1日施行の改正では、3歳〜小学校就学前の子を養育する労働者に対しても、柔軟な働き方措置の義務化が拡大されました。以前より長い期間、制度を利用できるようになっています。

出典:NTT東日本「2025年改正|育児介護休業法 時短勤務の新ルール」

夜勤免除制度

育児・介護休業法第19条により、1歳未満の子を養育する労働者は、深夜業(午後10時〜午前5時)の免除を請求できます。

なお、パートや非常勤でも要件を満たせば夜勤免除の対象となります。ただし、職場によっては制度があっても申請しづらい雰囲気がある場合もあるため、制度の有無だけでなく実際に利用されているかどうかの確認が重要です。

制度対象内容期限
育児休業1歳(最長2歳)未満の子休業取得子が1歳(条件付きで最長2歳)まで
時短勤務3歳未満の子(2025年改正で拡大)1日6時間勤務子が小学校就学前まで(段階的)
夜勤免除1歳未満の子深夜業の免除子が1歳まで
看護休暇小学校入学前の子(2025年改正で拡大)年5日(子2人以上は10日)子が小学生になるまで(改正後)

制度があっても使えない職場なら転職を検討すべき

制度は整っていても、人手不足の病棟では「申請すると白い目で見られる」「実際には時短が使えない」という実態もあります。制度を活用しても周囲との関係が悪化するなど、心理的コストが高い職場であれば、転職を検討することが合理的な選択肢です。

パート転職のメリット・デメリット

常勤からパートへの転換は、育児との両立を大きく改善します。ただし、収入面や職場での立場の変化など、理解しておくべきデメリットもあります。

パート転職のメリット

  • 勤務時間・日数を自分でコントロールできる
  • 夜勤なし・固定曜日での勤務が組みやすい
  • 子どもの発熱・行事などに対応しやすい
  • 体力的・精神的な負担が大幅に軽減される
  • 複数の職場で掛け持ちも可能

パート転職のデメリット

  • 収入が常勤時より大幅に減少する(夜勤手当がなくなる)
  • 社会保険の適用条件を確認しないと手取りがさらに減る場合がある
  • キャリアの中断・スキルが停滞するリスク
  • 常勤に比べ職場での人間関係が希薄になりがち
  • 有給休暇・賞与が少ないか出ない職場もある

収入のリアルな試算
看護師の夜勤あり平均年収は約519万円(2024年)、夜勤なし常勤は約440〜470万円です。パートで週3〜4日勤務の場合、時給1,800〜2,400円が相場で、月収換算で約16〜22万円程度になることが多いです。世帯収入として考え、社会保険の「106万円・130万円の壁」についても事前に確認しておきましょう。

出典:レバウェル看護「看護師が子育てしやすい職場や勤務体制は?」

看護師の転職なら
看護師専門の転職サポート
面談予約でスピーディに転職活動を開始
MCナースネット

看護師・准看護師・助産師・保健師専門の転職支援。
面談予約から最短で転職活動を開始できる。

無料で相談してみる 30秒で完了・しつこい勧誘なし

子育て看護師に向いている職場5選

子育て中の看護師にとって「夜勤なし」「急な休みに対応しやすい」「定時で帰れる」という条件は最優先です。以下の5つの職場は、これらの条件を満たしやすいとされています。

クリニックや訪問看護で働く看護師

1. クリニック・診療所

外来のみのクリニックは夜勤が発生しないため、最もポピュラーな転職先です。

項目内容
年収目安350〜450万円(常勤)
勤務時間9:00〜18:00前後、昼休みあり
夜勤なし
休日日曜・祝日休み(土曜午前のみの場合も)
注意点診療科により繁忙度が大きく異なる

内科・皮膚科・耳鼻科など外来患者が多い科は忙しいことも。比較的ゆとりがあるのは美容クリニックや眼科、歯科(医療補助)などです。夜勤なし転職の全体像はこちらでも詳しく解説しています。

2. 訪問看護ステーション(日中対応型)

訪問看護は「24時間対応が必要では?」と思われがちですが、9〜17時の日中対応のみの事業所も多く存在します。

項目内容
年収目安380〜500万円(常勤)
勤務時間9:00〜18:00前後
夜勤・オンコール事業所による(日中のみの所を選ぶ)
特徴患者との関係が深まりやすい。自律した業務
注意点一人訪問のため急変対応の判断力が必要

訪問看護の求人を探す際は「オンコールなし」「日中対応のみ」と明記された事業所を絞り込むのがポイントです。

3. 保育園・幼稚園・学校

教育施設の看護師(養護教諭との兼務は除く)は、子どもの学校行事に合わせて休みやすいメリットがあります。

項目内容
年収目安300〜380万円
勤務時間施設の保育時間に準じる(9:00〜17:00前後)
夜勤なし
特徴長期休暇(夏休み・冬休み)が子どもと一致しやすい
注意点医療行為は少なく、スキルが停滞しやすい

4. 産業看護師(企業内診療所)

大企業の社内診療所や健康管理室で働く産業看護師は、土日祝日休み・定時退社が基本で、育児との相性が非常によい職場です。

項目内容
年収目安400〜550万円(条件が良い企業では高水準)
勤務時間企業の就業時間に準じる(9:00〜18:00が多い)
夜勤なし
特徴土日祝日完全休み。残業が少ない
注意点求人数が少なく競争率が高い

5. デイサービス(通所介護)の看護師

介護施設で働く看護師のうち、デイサービスは日中のみの営業のため夜勤が発生しません。医療行為は限られますが、安定した勤務体制が魅力です。

項目内容
年収目安350〜420万円
勤務時間9:00〜18:00前後
夜勤なし
特徴利用者との関係が築きやすい。利用者1人ひとりに時間をかけられる
注意点医療スキルは停滞しやすい

職場の雰囲気は口コミサイトで確認を
「子持ち看護師に実際に配慮してくれるか」は、求人票だけではわかりません。転職エージェントに依頼して職場の実態を聞いたり、口コミサイトで在職者・元職員の声を確認したりする方法が有効です。

転職先の選び方については、看護師の転職先おすすめランキングも参考にしてください。

転職するベストなタイミング

子育て中の転職は、タイミングを誤ると二度手間になることがあります。

育休明けの転職は原則NG(法的リスクあり)

育休取得後すぐに転職するのは、育休復帰後に短期間で退職することになり、職場への配慮の問題だけでなく、育児休業給付金の受給要件に関わるリスクもあります。育休取得後は少なくとも一定期間勤務してから転職活動を行うのが一般的です。

おすすめのタイミング

  • 子どもが保育園・幼稚園に入園して生活リズムが落ち着いた頃(1〜2歳前後)
  • 育休明けに職場復帰し、3〜6ヶ月働いてから転職活動を始める
  • 子どもが小学校に上がる前(小1の壁を見据えて):小学校入学後は夕方の迎えや学童の問題が発生するため、入学前に職場環境を整えるのがベター

「保活」との連動も重要

保育園の入所申し込みは就労証明書が必要です。転職直後・転職活動中の場合、就労実績が不十分として入所審査に不利になるケースがあります。保活と転職活動のスケジュールは並行して計画することが必要です。

非公開求人をチェック
看護師の求人10万件以上から検索
スカウト機能で非公開求人にもアクセス
ジョブソエル

医療・介護に特化した求人サイト。
無料登録で好条件の非公開求人も紹介。

無料で求人を見る 30秒で完了・しつこい勧誘なし

転職を成功させる3つのコツ

1. 「子育て可」と明記した求人だけに絞らない

求人票に「子育て応援」と書いてあっても実態が伴わない職場もあります。逆に、そういった記載がなくても実際には子育て中のスタッフが多い職場もあります。エージェントを通じて「在職中に育休・時短を取得しているスタッフがいるか」「急な休みにどう対応しているか」を確認するのが確実です。

2. 収入ダウンを事前に試算しておく

パートへの転換で収入が減ることは避けられません。事前に月収・年収の試算をしておき、家計への影響を把握しておきましょう。社会保険の「106万円の壁(週20時間以上・月収8.8万円以上)」や「130万円の壁」についても、扶養の観点から確認が必要です。

3. 看護師専門の転職エージェントを使う

「子育て中のパート希望」という条件は、一般の転職サイトでは対応しきれないことがあります。看護師専門のエージェントなら、職場の実態情報(子育て環境・残業の実態など)を持っており、条件に合う求人を絞り込みやすいです。

複数のエージェントに登録して条件を比較検討することをおすすめします。看護師転職エージェントのおすすめ比較を参考にしてください。

ブランクがある場合の注意点
育児や介護で看護の現場を離れていた期間がある場合、「ブランクあり歓迎」の求人を探しつつ、面接では「子育て中のため体力・スキルの維持に努めた」「訪問看護の短期勤務で現場感を維持した」などをアピールできると有利です。看護師のブランク復帰の方法も合わせて確認しておきましょう。

また、転職によって年収がどう変わるかの試算には、看護師の年収・平均給与データが参考になります。

よくある質問

Qパート転職すると社会保険はどうなりますか?
A週20時間以上・月収88,000円以上(年収106万円以上)であれば、社会保険に自分で加入することになります。これを下回る場合は、配偶者の扶養に入ることができます。ただし、勤務先の規模(101人以上の企業)によって要件が異なるため、転職先の人事に確認してください。
Q子どもが小学生になってから常勤に戻ることはできますか?
A可能です。看護師の有効求人倍率は2.51倍(2025年)と高水準が続いており、パートから常勤への転換や再転職はしやすい職種です。ただし、パート期間が長くなるほど最新の看護スキル・知識のブランクが広がるため、できれば年に数回は研修や勉強会に参加しておくと再復帰がスムーズです。
Q育休中に転職活動してもいいですか?
A法的には育休中でも転職活動自体は問題ありません。ただし、育休中に転職が決まると「育休を取得して復帰しないまま退職する」形になり、職場への配慮の問題が生じます。また、育児休業給付金の返還を求められる可能性はありませんが、職場との関係悪化は避けにくいです。育休明けに一定期間働いてから転職するケースが一般的です。
Qクリニックと訪問看護、子育て中にはどちらが向いていますか?
Aどちらも夜勤なしで働けますが、特徴が異なります。クリニックは時間が固定されており予測しやすい一方、診療科や人員体制によっては急な休みを取りにくいことも。訪問看護(日中対応型)は事業所の雰囲気によるところが大きいですが、スタッフが少ない分、お互いをフォローし合う文化が育まれている事業所も多いです。面接で「子育て中のスタッフはいますか」と確認するのが最善です。
Qシングルマザーの看護師でも転職できますか?
A十分に可能です。ただしシングルマザーの場合、収入確保が最優先になるため「常勤+夜勤なし職場」という選択肢も有力です。クリニックや訪問看護(日中型)で常勤として働きながら、院内保育や小規模保育園と組み合わせるケースが多いです。月収を維持しつつ夜勤を減らす方向での転職を検討してください。

まとめ

  • 看護師は求人倍率2.51倍の売り手市場。子育て中のパート転職は現実的な選択肢
  • 時短勤務(3歳未満、2025年改正で小学校就学前まで拡大)・夜勤免除制度を活用できる
  • 子育て看護師に向いている職場:クリニック・訪問看護・保育園・産業看護師・デイサービス
  • 収入ダウンは避けられないため、社会保険の壁と家計の試算を事前に行う
  • 転職タイミングは育休明け3〜6ヶ月後、または小学校入学前が目安
  • 看護師専門エージェントで「子育て実績のある職場」を確認してから応募する

子育てしながら看護師を続けることは決して無理ではありません。求人倍率が高い今こそ、自分のライフスタイルに合った職場に転職するチャンスです。夜勤なし・時短・パートといった条件でも、看護師資格があれば選択肢は豊富にあります。

まずは転職エージェントに相談して、今の条件で働ける職場がどれくらいあるかを確認してみましょう。看護師転職エージェントのおすすめ比較から、自分に合ったサービスを探してみてください。以下のサービスでは、業界に特化した無料の転職相談が可能です。

非公開求人をチェック
看護師の求人10万件以上から検索
スカウト機能で非公開求人にもアクセス
ジョブソエル

医療・介護に特化した求人サイト。
無料登録で好条件の非公開求人も紹介。

無料で求人を見る 30秒で完了・しつこい勧誘なし
ナースリー編集部
ナースリー編集部 転職支援のプロが監修

看護師・介護士・薬剤師など医療・ヘルスケア領域の転職情報を専門に発信。キャリアアドバイザーとして医療従事者の転職支援に携わり、求人事業の立ち上げ・運営にも携わったメンバーが、現場で得たリアルな知識をもとに執筆・監修しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました